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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 1102

吉沢真麻と、男子生徒から人気の美術部の美少女の星野舞は似ているところがある。
星野舞も檜垣隆史から愛撫され絶頂させられて、両親からの愛情以上のものを感じ、檜垣隆史に淫らな興味と親しみを抱いている。それは、吉沢真麻が宮原清に抱いている思いに似ている。
吉沢真麻は「真帆ちゃん」に愛されて、またその愛情を受け入れたあと、パートナーを失った悲しみを記憶の底に眠らせている。憑依して同化している「真帆ちゃん」の亡霊は、少女の真麻が無気力になり感情を喪失するほどの悲しみを思い出させたくなかった。
そのためになら、自分のことを真麻が忘れてしまってもかまわないと決断した。
もちろん「真帆ちゃん」も真麻に忘れられる悲しみがあり、それをまぎらわせてくれるものは、宮原清との性体験で感じた淫らな快感なのだった。
かつて星野舞は、天満教の教祖からの性的暴行の嫌悪感や、両親からの愛情がうまく感じられないことの罪悪感など、天使の涙と呼ばれるドラッグの酩酊や性的興奮、幻覚をともなう高揚感でごまかして、一時的に考えないようにした。
ごまかしがきかない感情や快感はある。それを檜垣隆史から媚薬を使われた愛撫で気づかされた星野舞は、過去の北川天からの性的暴行や洗脳された両親から受けた虐待を受け入れた上で、それでも生きることを選んだ。
星野舞との大きな違いがある。
吉沢真麻は「真帆ちゃん」の亡霊に、心が傷つかないように守られて、過去の深い悲しみを受け入れた上で生きる選択ではなく、心をごまかし続けていることだった。
現実逃避といわれても、心が砕けたように無気力になってしまう状態から、どうやって、他人から不自然に見られないぐらいの態度や行動をして装うことができるようになれるのか。
少女の頃の吉沢真麻は、同級生の心が通じ合えた「真帆ちゃん」の死や学校でのいじめで登校拒否をしながら、姫野真帆の亡霊とひとりで会話していた。
星野舞はドラッグの天使の涙を服用して、陶酔や性的興奮、天使の幻覚と高揚感に溺れるひとりの時間で、危うい心を保ちながら、かろうじて生きる気力を保っていた。ドラッグが手放せなくなり、不安を抱えるようになりながら。
小学生の頃の吉沢真麻は、姫野真帆との関係から、父親がいないさみしさや母親に心配をかけないように明るい性格の子を演じて、まぎらわせることで、自分の心のバランスを保っていた。
姫野真帆の死を吉沢真麻は忘れて、宮原清の性的な行為で初めて感じた快感と興奮がその後も忘れられなかった。かつての星野舞が、檜垣隆史と出会うまで、ドラッグの摂取量は増え、心をごまかし装うことの限界までドラッグに溺れたことがある。
ドラッグ天使の涙の快感と依存に溺れた星野舞と同じように、さびしさをごまかしている姫野真帆の亡霊は、過去のロリコンの宮原清との愛撫とすまたの快感の虜になっていた。吉沢真麻はそのため淫夢に悩まされている。
吉沢真麻と姫野真帆は彼女たちの母親の吉沢亜紀子と姫野紗季と同様に、レズビアンの傾向がある。
吉沢真麻は自分のレズビアンの傾向に自覚はない。姫野真帆の亡霊は生前の少女の頃に、自分がレズビアンだと自覚している。

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