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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 12

隆史に拉致されて、別荘の地下室に入れられた十七歳の獲物は、それでもなお、隆史をにらみつけている。
それなりに育ちがいいのか、隆史を罵倒したり悪態をついたりはしない。
「桜華女子学院って私立の名門女子高だったよな。まあ、親が騒げばニュースにはなるかもな。ところで、君は日本で失踪者が年間何人ぐらいか知ってるか?」
「そんなこと知りません」
「年間8万人以上いる。そのうち年齢が十代の失踪者は23・7%で、もし失踪者が8万人ぴったりでも、18960人で、失踪者の約4分の1が十代ということになる。君はそのうちの一人ってわけだ」
「そんなの私には関係ありません。拉致するなんて、犯罪ですよ」
「拉致されたことを証明できるのは君だけだ。しかし、君は今、ここにいる」
「私を逃がしたら逮捕されるから、ここに監禁しているんですね」
「それはちがうな。君は裏切られたんだよ。君のグループの売り上げ金を君が使っていた男が持ち逃げした。調子に乗ってヤクザの女に手を出して、慰謝料として売られ、俺は君を買った。君を拉致したのは俺じゃないし、気絶している君をここのそばまで運んできた奴は運送会社で、ダンボールの箱に貼られていた伝票には、ラブドールって書いてあったよ」
女子高生の表情はあきらかに困惑したものになった。
「ねえ、あなたは、どこまで私たちの事情を知っているの?」
「だいたいのところは知ってるが、そこらへんのことには俺は興味はない」 
この十七歳の顔立ちの整った黒髪のメガネ女子は、援助交際をしている女子高生、大学生、人妻たちのグループのボスだった。
二十人ぐらいの援助交際グループを作ることを計画し、男に「援交してる女をはめてみない?」とそそのかしたのは隆史の目の前にいるこの女子高生だった。
ヤクザのふりをしていた男は、大学生だが、高い銀座の店で大学の仲間をつれて飲んで騒いでいた。その店の女店長からの情報から、隆史に目をつけられた。
女店長理紗子とセックスしているところに「兄貴の女に手を出すとはいい根性してるぜ」と若い本物のヤクザが「しつこい客がいるの」と理紗子に雇われ、昔ながらの美人局の手口で脅された大学生は売上金を持ち逃げして女子高生の前から姿を消した。
銀座の高級クラブのママの島田理紗子は、隆史に飼われている愛人のうちのひとりだ。
援助交際グループの運営は、援交している女性たちから三割のみかじめ料を理紗子が徴収することで話はついた。
何か客とのトラブルがあれば、理紗子が雇ったヤクザが対応してくれる。

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