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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 11

帰りぎわに、悟とキスをした。
唇と唇をふれあうだけの優しいキスを。
(本当の私が欲しいのは、あのキスなんかじゃない。それなのに。求めているのは、もっとやらしくて、貪欲に快感を求めあうキス。キスだけじやない。本当の私は、とても淫らな女で、悟くんの好きな私はもういないのに〉
帰宅した瑶子は、部屋でため息をついた。
今は妊娠していないけれど、隆史との秘密の関係を続けていれば、いずれ隆史の子供を妊娠してしまう気がした。
悟と別れることも考えてみた。
別れても、隆史とのセックスに慣らされてしまった体はもう、瑶子自身ではどうすることもできない。
隆史が媚薬を使って瑶子に教えこんだやりかたで、悟と一度セックスしてみれば、悟のほうから別れてくれるかもと瑶子は思った。
恋人のセックスのやりかたが豹変すれば、自分以外の誰かと瑶子が浮気をしているとあえて告げなくても悟は察してくれるのではないか。
瑶子は悟の部屋でそう考えていた。
ただ、今週はまだ、その思いつきを実行する勇気が出なかった。恋人の悟と同棲して結婚する予定の今のまま、ずっとごまかしきれる自信は瑶子にはなかった。
瑶子と隆史はセックスするだけの関係で、恋人というには曖昧な関係だった。
(あの人、今、どこにいるんろう。次はいつ来てくれるのかな?〉
土曜の夜七時。瑶子はミルクティーを飲みながら、部屋でひとり隆史のことを考えていた。

瑶子が気にかけている檜垣隆史は、その頃、拾ってきた別の獲物と別荘で戯れていた。
「帰れると思ってるの、今夜から俺が死ぬまで、ここが君の家だよ」
「な、何を言ってるんですか?!」
青ざめているのは、まだ十七歳の獲物、黒髪ナチュラルボブのメガネ女子だった。
「そうか、じゃあ、歩いて帰ってみる?」
SM用の手枷を後ろ手にかけられて、窓のないコンクリート壁の部屋で座りこんでいる女子高生の前に立った隆史は、にやにやしながら言った。
「まあ、無理だと思うけどね。青木ヶ原樹海って君は知ってるかな。踏み込んだら遭難するから、自殺の名所なんだけど。その樹海のへりに館は建ってるし、携帯電話も使えない不便なところだから、まあ、遭難して餓死だね」

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