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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 1096

吉沢真麻は宮原清に対して抱いていた、幼い妹が兄を慕い、また幼い娘が父親を慕うような甘えたい気持ちが恋だと思い込んでいる。それは吉沢真麻に、深い悲しみを思い出させないようにしている姫野真帆の亡霊の作りだした心の防衛でもある。
姫野真帆の亡霊は、大切な真麻が他の大人の女性や女子たちに恋するぐらいなら、男性と恋をして心おだやかに生きて欲しいと願っている。自分のことを忘れさせなければ、真麻の心が「真帆ちゃん」を喪失した悲しみにとらわれて苦しむけれど、私を愛して欲しいという思いもある。
「真帆ちゃん」の亡霊の葛藤は、真麻に戸惑いを与えていた。

(あれっ、私、何かを忘れているような……)

月虹学園の女子寮で、仲良しの女子たちのスキンシップを見かけたときに、真麻は理由もわからず、きゅっと胸の奥が切なくなった。それは、憑依している姫野真帆の亡霊が感じているさみしさを、真麻が共感しているからだった。
淫夢で吉沢真麻は全身を愛撫され、挿入はせずに全裸の真麻の未成熟な身体に精液をぶっかけた宮原清が射精しながら泣いていたところを思い出して目が覚める。
真麻もなぜか泣いて目を覚ます。夢の中で真麻は自分が宮原清になりきって、少女の体を撫でまわし、唇や下を肌に這わせる。
とても敏感な乳首やクリトリスを愛撫された夢の中の少女の吐息やあえぎ声や身悶えに夢の中の宮原清になりきっている真麻は興奮して、何度も唇を重ねる。
真麻が幻の宮原清に愛撫され、キスを交わし、無我夢中で身悶えている夢のときもある。
もしもベッドで淫夢をみている真麻を、祓魔師の鏡真緒が同じ寝室で霊視をしていれば、全裸の少女の姫野真帆の亡霊が、真麻にかぶさり愛撫している姿を視ることができるだろう。
真麻は眠っている間に自分の手で胸のふくらみを揉みまわしたり、下着の下のわれめを指先でなぞっていたりしている。
眠っている真麻は、自分がオナニーしていることに気づいていない。夢の中で少女を愛撫していたり、自分が宮原清の幻に愛撫されて快感の激しさに目を覚ました時には、息が乱れ、全身は絶頂のあとの甘い気だるさに包まれている。
姫野真帆の少女の姿の亡霊は、泣きながら目を覚まして脱力している真麻に添い寝するように横たわり、悲しげな表情でぎゅっと抱きついている。
真帆の亡霊は、真麻と性的な悦びを感じ合い愛し合いたい。しかし、真麻は真帆の死に強いショックを受け、少しずつ日常生活に支障がないぐらいまで回復した。その回復の代償に、姫野真帆との思い出を、真麻は全て封じ込めているため忘れ去っている。
姫野真帆と吉沢真麻は、相思相愛の少女たちだった。自宅に引きこもり学校へ行かず、母親の吉沢亜紀子が留守中に、娘の真麻がひとりごとをひとりでぺたりと座り込み、虚ろな目をしてつぶやいていた。ロリコンの宮原清は、そのひとりごとを隣の部屋から聞いていた。霊視と同様に、肉声ではない真麻の心の声と真帆の声を、実際の音声だと思い込みとらえていた。

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