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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 1093

「前半が高校生の子たちのレズビアンの話で、後半がホストと人妻の話ね」

官能小説家の藤井茉莉は女子高生と人妻というふたりのヒロインを比較することで、どちらも愛されたいと思っている女性たちを書こうとしていた。

「秘密っていうタイトルにしようと思ってるんです。もう一杯、珈琲、いかがですか?」
「ありがとう、いただくわ」

藤井茉莉はレズビアンであることに目覚めた女子高生の性癖の秘密と変化と、虐げられることの快感の性癖に目覚めた人妻には、どんな行動の変化があるようにするか迷っていると水越ユイに話した。

「高校生のヒロインの女の子は、いろんなことに虐げられていたと思うわ。真ん中が終わりで人妻が虐げられる性癖に目覚めたあとは、それからどうやって抜け出したかは、読者に任せて書かなくてもいいかもしれない」
「すると人妻もレズビアンになるのですか?」
「そういうふうに想像できるわ。だからこのまま人妻が新しい性癖に目覚めたところで終わったほうがおもしろいわ」
「そうですか。どうも、きっちり話をまとめないといけないと考えすぎるのは、悪い癖かもしれません」

もう一杯、珈琲を淹れている藤井茉莉に水越ユイは背後からそっと抱きついた。藤井茉莉が風俗嬢のミカと菊谷亨の恋愛や、援助交際をしていて錯乱した人妻がジャンキーの大学生を殺害した情報を、幻想界から再構築した結果、秘密というタイトルの小説に仕上がったようだ。

「この小説のヒロインをレズビアンにしたのは、まずかったですか?」
「あなたがレズビアンだって世間の人たちが気づいたら、私のライバルが増えそうなのが心配なの」

藤井茉莉は水越ユイのしなやかで美しい手に、そっと手を重ねた。

「レズビアンでも普通って思われるようになったら、陳腐な官能小説になるはずです」
「そうね。でも、ちょっと心配だわ」

藤井茉莉と水越ユイは、キッチンで抱き合ってキスを交わした。
檜垣隆史のまわりには、レズビアンの女性たちがいる。氷川奏と中島玲香。水野咲と鷺原聖華。倉持志織と吉川愛海。
肉体関係はないけれど、島田理沙子と本田綾、徐麗花と山崎瑠々、星野舞と島袋琉は気持ちに相手への愛情がある。
檜垣隆史の知らない疱瘡神の隠(おぬ)の原田珠理と山口詠美、北条真凛と時坂静、藤井茉莉と水越ユイは肉体関係があるレズビアンである。
レズビアンの恋愛に隆史は偏見がない。先代当主の隆史の父親である檜垣雅樹と谷崎龍之介が同性愛者だったことも関係している。
檜垣隆史の考えは、吉沢真麻と亡霊の少女である姫野真帆には不思議なことに思えた。
吉沢真麻は姫野真帆の恋心に気づいていた。姫野真帆が刺殺され、取り残されたような気持ちになり、さみしさから、ロリータコンプレックスの性癖の宮原清に、心を許して甘えたこともあった。
隆史の愛人でエロマンガ家メイプルシロップこと緒川翠は、レズビアンの女性たちの恋愛に憧れや尊さ、ときめきを感じる嗜好がある。
本条恵美探偵事務所の助手の谷崎麗とカメラマンの清水真奈美には、見映えのする男性の同性愛に対してどきどきする嗜好がある。
緒川翠、谷崎麗、清水真奈美は同性愛者ではない。創作された作品などのイメージで、美化された同性愛に胸をときめかせている。
調教師の泉京也は、交際中の坂本明美に、調教師であることを秘密にしている。坂本明美も恋人の泉京也に秘密にしている性体験がある。
疱瘡神の隠(おぬ)の原田珠理、姪の山口詠美、明美の受け持つクラスの男子生徒の榊原貴哉の3人がかりで襲われ、明美は榊原貴哉に挿入後、膣外射精された性体験である。
明美はその夜、今まで感じたことない快感に何度も絶頂した。3人ががりで凌辱された時、それまで交際してきてセックスをして感じた快感が薄っぺらに感じるほどの興奮と快感があった。

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