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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 1092

菊谷亨のなかで、月明かりに照らされて店を出て歩いているうちに、北条真凛に対しての執着や憎しみが、射精の快感のあとは、まるで毒気が抜かれたようにやわらいでしまっていた。
淫らな欲求不満が解消されてしまったので、北条真凛ではなくミカのフェラチオと手こきの快感と優しい笑顔に心が揺れてしまっている。
ミカは客にはみんな優しくて、自分だけ特別なわけじゃないと頭ではわかっている。それでも、気になり始めていた。ミカの出勤日が裏面を見ればわかる店の電話番号の入った名刺を捨てる気になれずに、菊谷亨は財布に入れて持ち帰った。
ミカは竹田巽の愛人で、ミカを目当てで通ってくる客は全員、恋愛対象外の男性たちである。
駅前でタクシーに乗り、ミカは後部座席に疲れた身体をあずけて、目を閉じて黙り込んでいた。車内にはラジオが流れていて、ミカの知らない曲が流れていた。
その曲を聴きながら、竹田巽に会いたいとミカはさみしい気持ちになっている。
竹田巽と不倫をしているミカと、北条真凛のストーカーだった菊谷亨が、やがて恋人になりデートするようになる。
竹田巽が売人からドラッグを入手できずに、キメセクでミカを溺れさせる運命から逃れた。ミカは不倫の恋愛関係に疲れて、なついている菊谷亨の告白に竹田巽との関係を、もう菊谷亨が店に来なくなるかもしれないと覚悟しながら打ち明けた。
菊谷亨はミカに、一年間、毎日連絡をしてオナニーもしない禁欲を達成したら、ミカに不倫している男性と別れて自分とつきあって欲しいと言った。
ミカは菊谷亨がいくら惚れていても、毎日連絡してくるのは無理だろうと考えて、その挑戦を受けることにした。
そのうち、菊谷亨の声を聞いたり、とりとめのないことをふたりで話すことが癖になり、ミカのほうが連絡を待つようになってしまった。
ミカは自分のしている後ろめたい仕事を知った上で、自分に夢中になってくれる男性を知らず知らずのうちに求めていたのである。
菊谷亨は禁欲していて北条真凛ではなくミカへの執着を持つようになり、さらにミカの不倫相手の恋仇がいたことで、ミカへの憎しみを持たずに、竹田巽に対して嫉妬と敵対心を向けた。その結果、ふたりは恋人として交際することになった。
人の運命と世界の運命は確実に変わり続けている。

「なんで泣いてるの?」
「すごく我慢してたからかな」

菊谷亨がミカとのセックスのあと、ミカの隣で体を丸めて寝そべり、涙を流していた。ミカは菊谷亨の頭を撫で、落ち着いてきたタイミングで囁いた。

「ねぇ、とおるくん、もう一回、できる?」

ミカの部屋に泊まることになった菊谷亨にミカは甘えた。ミカは菊谷亨の耳を舐めてから、クスクスと可愛らしい声で笑った。
菊谷亨のぺニスはまたミカと抱き合ってキスをしているうちに、恥ずかしいぐらい勃起していた。

水越ユイは藤井茉莉から書き上げたばかりの官能小説の原稿を読ませてもらい、読み終えると、ふぅっとため息をついて顔を上げた。
援助交際をしていた女子高生が、その秘密を知った同級生の女子高生と秘密の関係を持つ。援助交際で、ヒロインの女子高生から金を貢がせていた売れないホストがいた。そのホストに別れたいとヒロインは告げ、同級生の女子に「別れてきちゃった」とホストに殴られ、ひきつった腫れた唇の端が切れた顔で笑ってみせる。そして、目に涙がたまっていく。同級生の女子はヒロインの女子高生を抱きしめて、一緒に泣いていた。
ホストは自分の言いなりになってくれる彼女を失って、出会った援助交際をしている人妻に金を貢がせようと考える。人妻は夫とのセックスレスの関係の欲求不満から、援助交際をしていて、ホストとの不倫にはまり始める。
ホストの男性が、他の女性とも関係を持っていると想像して嫉妬した人妻は拗ねてみせた。ホストの男性は人妻を強引に犯した。人妻は乱暴なぐらい激しく求められることに興奮していた。

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