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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 1089

鷺原聖華との婚約や、事故物件のレイプ事件などがひとまず解決したあと、檜垣隆史は樹海の別荘へ帰ってくると、メイド姿の美女の氷川奏と美少女の中島玲香に、水野咲には鷺原聖華という同性の恋人ができたことを話した。

「奏や玲香と同じで、咲も聖華っていう恋人ができたんだけど」
「あら、ふたりとも美人ですね」
「ねぇ、聖華さんも愛人にしたかった?」
「聖華は咲が一番好きなんだよ。だから俺は、ふられたみたいな感じだよ」

ソファーに腰を下ろした隆史のスマートフォンの画面には、鷺原聖華と水野咲がふたりで笑顔で頬を寄せている画像が表示されている。
隆史のそばに来て画面をのぞいている氷川奏と中島玲香は、隆史がため息をついてふられたと言っているので、顔を見合せたあとクスクスと笑った。

「ひぃん、アッ、アァッ!」

ベッドで中島玲香が甘い嬌声を上げて、隆史と奏に、小ぶりだがきれいなかたちの胸のふくらみを愛撫されている。
奏の表情は伏せ目で艶かしい。
しなやかな奏の指先がすべるように淡いピンクの玲香の乳首を弄る。隆史は手のひらで包みこむようにして、揉みまわして手ざわりを堪能している。玲香の柔肌はふたりに愛撫されて、ほんのりと色づいている。

「アンッ、む、んっ、んんんっ……」
「……うぅ……ん……」

這いつくばった奏が、息を乱してあえぐ玲香に唇を重ねている。隆史はそのあいだも玲香の華奢な肩を撫でたり、奏の背中に彫られた躍動感のある登り鯉に指先を走らせている。
奏と玲香がさわられるとぞくっと甘い小さな快感が走る敏感な部分はどこかを隆史はよく知っている。
それは奏や玲香も同じで、隆史を悦ばせるためにふたりががりで愛撫してくると隆史のぺニスは逞しく勃起したまま、萎えることを忘れてしまったかのようだ。

「ふふっ、隆史様、もっと声を出してもかまいませんよ」
「あ〜、私たちにはいっぱい恥ずかしい声を出させておいて、自分は恥ずかしいから、声を我慢するとか、なんかずるいよっ!」

隆史はふたりからそう言われるとむきになって、あえぐ声を我慢してこぼさないようにしていた。
「そうやって射精するのも我慢してるのですね」
「ふーん、ねぇ、奏さん、男の人は我慢して限界で射精するほうが気持ちいいってこと?」
「そうみたいです。けれど、それは、もったいないからと考えるからかもしれません。一晩で10回以上も射精できる絶倫の隆史様みたいに、他の男性はたくさん勃起したりしませんからね」

檜垣家の当主は、肉欲を発散せずに我慢し続けていると、本人の意思とは関係なく、突然、自我の制御を失い、命が尽きるギリギリまで、女性を犯し続ける獣のようになる発作を起こしてしまう。
氷川奏には、檜垣家の当主が発作を起こして後継ぎを残さずに死亡してしまわないように、肉欲を発散させる贄のような愛妾の役目と、後継ぎを孕むという役目がある。
人は他人から認められたり、特別な存在で存在意義を感じられるのを好む。それは孤独に生きることから、生存するために群れとなって協力するようになった時からできた習性である。群れから排斥されない安心が欲しいという習性がある。氷川奏は隆史の愛妾として生活することで、その承認欲求を満たしている。
どんなに隆史に、自分の他にも愛妾がいたとしても、氷川奏が嫉妬して騒いだり拗ねたりしないのは、檜垣家の当主が抱えている肉欲の発作について知っているだけではない。そうしなくても、隆史なりに氷川奏のことを愛しているという確信があるからである。

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