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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 1074

檜垣隆史はヌキキャバには来店しない。もしも大学に在籍中にミカが隆史と出会って交際していたら、看護系の学生の山科遥のように隆史から学費や生活費を援助してもらえていたかもしれない。
ミカは生活費や学費をヌキキャバで勤務した給料で稼いでいた。卒業後、すぐに就職するのは諦めて奨学金の返済のために、TIaraで働き続けている。
返済を終えたら、客に会うことない離れた地方の会社の研究室に就職するつもりだった。
媚を売り愛想をふりまいて客の肉棒を扱き、舐めて射精させながら、慣れないうちは手首が軽い腱鞘炎になりかけた。咥えることも初めはとても抵抗があった。手首の負担を軽減するのと、フェラチオをしたことで興奮した客がまた来店したり、咥えている間は作り笑いはいらないと気づいて、今は始めたばかりの頃よりかは抵抗なく咥えられるようになった。
来店した巽が咥えたミカの頭を撫でながら、無理しなくていいんだと言ったとき、ミカの胸がキュッと苦しくなった。
その時、ミカは客の巽に恋をしてしまった。客の中にはミカを気に入ってプレゼントを持参したり、恋人に話すように仕事の愚痴などもこぼす者もいる。巽は一度しか来店していない。ミカにサービスを中断させたその日だけである。
ミカは店の用意した名刺にポールペンの走り書きで、他の客には教えない住所とプライベートの携帯電話の番号を巽に書いて渡した。個人的に客と交際するために連絡先を教えるのは、ストーカー対策や援助交際を用心するキャバクラ店の規則違反だが、ミカは巽にだけ特別に違反行為をした。
巽が店の従業員に密告すればミカは辞めさせられるが、それも覚悟の上で巽とは個人的に交際したいと思った。
巽はミカの恋心のおかげで、ドラッグによって破滅する運命から逃れることになった。
父親の巽は、若い風俗嬢ミカと不倫中。母親の裕子は、長男の高校生の哲と、ひそかに近親相姦の関係中。しかし、巽や裕子はこうしてドラッグ使用による死から逃れ、生き残る運命をつかんだ。

「ん〜、セイカ、ママですよ〜!」

鷺原征一郎が檜垣隆史の訪問を待っていると、隆史より先に邸宅へ帰ってきた妻のマリアが聖華に満面の笑みを浮かべて抱きついていた。
征一郎がその様子を見つめて驚いて立ちすくんでいる。

「ひゃっ、ママっ!」
「ん〜、セイカのバストはまたおっきくなったかしら?」

マリアは聖華の胸のふくらみを揉んで、頬にキスをした。
倉持志織から、鷺原征一郎が水野咲を奪う気で情報収集をしていて、男性な扱いに手慣れている吉川愛海と関係してもあきらめずに、志織に恋愛相談に来たと隆史は聞かされた。
鷺原征一郎が水野咲にべた惚れなのがわかり、隆史は徐麗花に頼んで、オペラ歌手のマリア・サギハラに情報を伝えてもらった。
マリア・サギハラは世界的に有名なオペラの歌姫なので、テロリストの標的にされたことがあった。その時に、徐麗花の組織である慶龍が、マリアの命をテロリストたちから守った。そのため、徐麗花とマリアは親交がある。
隆史が鷺原聖華を檜垣家の愛妾とするかの返事をするため、鷺原邸へ行く当日に、マリアは日本にやって来た。

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