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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 108

「いいことを教えておいてやる。もう〈天使の涙〉を飲まなくても、気持ち良かったことを思い出すだけで、気分は良くなるはずだ。飲んでも中途半端な感じになるだけだと思うぞ」
下半身丸出しのまま、唇の端からよだれをたらして、うっとりとしている舞に、隣で寝そべった隆史が言った。
(こんなに気持ち良いことをされたのは初めて。こんなの忘れられるはずない)
「俺とセックスしたら、もっとすごいけどな。でも、まだ舞にはこのぐらいでもいいだろう。少し昼寝して何か食べて帰るか」
隆史が舞にごろりと背中を向けた。
(え、もう〈天使の涙〉は効かなくなってるってこと?)
ゆっくりと上体を起こして、隣で目を閉じている小太りの隆史を見つめた。
たしかに北川天は言っていた。
〈天使の涙〉が効かなくなることがある。量を増やせばよいわけではなく、使用は3錠を厳守しなければ、すぐに効かなくなり、天使が来なくなると。
(大人には天使は警戒して降りてこないなんてことも、偉そうに言ってたっけ。この人とセックスしちゃったら、どうなっちゃうのかな?)
隆史は翌日のことを考えて温存しただけなのだが、舞は隆史に子供扱いされた気がした。
「志織さん、これ、返します」
数日後、星野舞は20錠の〈天使の涙〉を使わずに倉持志織に返した。
星野舞から隆史にラブホテルでクンニで連続で絶頂させられた話を志織は聞かされた。
「その、発作のように天使が降りてくる感覚はまだありますか?」
「そうなりかけるときに、ラブホテルでのことを思い出すと、不思議なんですが天使の幻は消えてしまうんです」
星野舞はそういって微笑した。
表情もほとんど失っていた舞の変化に、倉持志織は驚いていた。
「あの、志織様は、隆史様とセックスしたことがあるんですよね?」
いきなり直球の質問に志織は内心では、かなり動揺した。
しかし、教団関係者の前では教祖代理という肩書きがあるので、冷静を装った。
「隆史様からお聞きになられたのですね」
「はい、私は誰ともまだ経験がないんですが、舐められただけで、あんなことになるなら、セックスなんてしたらどうなってしまうか、ちょっと心配で……」
「隆史様とのセックスは特別ですから。もしも、これから恋人ができてすることになっても、一緒に快感を与えあえるよろこびはありますよ」
星野舞は北川天からセクハラを受けていたことがあるので普通の男性とのセックスに嫌悪感があった。
しかし、隆史になら処女を奪われてもいいし、クンニ以上の気持ち良さを教えてもらいたいと思っているようだ。
「とにかく〈天使の涙〉は危険な薬物ですから、舞さんが返しに来てくれて安心しました」
志織は舞との話をまとめて切り上げようとした。
「教祖様とはどうすれば会えますか?」
「自分が来たいと思ったときに、ふらっと来る自由な人ですから、もし連絡があれば舞さんが会いたがっていたと伝えておきます」
志織は舞にそう言いながら、私も隆史様を待っているんですけどね、と志織は思っていた。
17歳のジャンキー娘の星野舞とのセックスはクンニのみでセーブした翌日、隆史はバスローブ一枚を羽織っただけの格好で、バツイチの阿部美紀を部屋で待っていた。
星野舞は隆史がセックスするって言ったのにしてくれなかったと、隆史にすねてみせるつもりでいるとは隆史は気づいていない。
ホテルの受付から内線で、阿部美紀という女性が来ていて案内してもいいか確認の連絡があったのは、午前10時過ぎだった。
「ねえ、いつも隆史さんはこんなすごいホテルに泊まってるの?」
「いつもじゃない。美紀をちょっと驚かせたくて。何かお酒でも飲む?」
「隆史さんにまかせるわ。部屋にお酒とか届くの?」
「夕方ならレストランが予約できるけど、今の時間だとルームサービスぐらいだけど」
「あとでいいわ。シャワー浴びてきてもいい?」
「うん、待ってる」

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