媚薬の罠 1061
(これが、母さんの……)
哲が裕子の秘園に顔を埋めて、ぴちゃぴちゃと愛蜜を舐め取るように舌を這わせると、裕子は泣きそうなあえぎ声を上げて、快感に溺れながら、腰をくねらせてしまっていた。
「んあっ、ひっ、舐めちゃだめぇ」
「はぁ、はぁ、母さん、イッていいよ。俺、オナニーの手伝いをしてやるよ」
哲がそう言って、クリトリスを思いっきり唇で吸いながら舌先で舐め転がす。
裕子は息子の哲の舌づかいに、こらえきれずに絶頂して身を弓なりに反らすと、頭の中は真っ白になってしまった。
(イッちゃった。哲の舐めかた、あの人ともちがう。あぁ、息子なのに、すごく感じちゃうわ)
身を起こしてベッドであぐらをかいた哲は、まだ小刻みに痙攣する裕子の柔肌や秘園のわれめを見つめて言った。
「母さん、気持ち良かった?」
哲は裕子のしなやかだが、痩せすぎていない美脚を撫でまわした。
裕子は気持ちいいとは言えずに、身を投げ出して黙っていた。
「母さん、俺のことはバター犬とでも思ってくれたらいいからさ」
「え、バター犬って、あぅん!」
哲は裕子の乳房にじゃれつくようにかぶさり、また揉みまわして、乳首を舐めまわし始めた。
「やっ、イッたばっかりだから、んあぁあっ、吸ってもおっばい出ないからぁ」
裕子は哲が赤ちゃんの頃に授乳していたのを思い出しながらも、敏感になっている乳首を吸われて、また秘園からじわりと愛蜜があふれてくるのを感じた。
「えっ、か、母さん?」
裕子の手が哲のはち切れそうに屹立している股間のふくらみを撫で始めた。
「こんなに勃起して、私なんかおばさんだよ。本当はもっとキレイな若い子のほうがいいんてしょ?」
「か、母さんはキレイだよ」
哲はそう言って裕子の唇を奪う。裕子は目を閉じて、哲の口に舌を入れて、ねっとりと濃厚なキスをした。
裕子は38歳。だが、同年代の主婦たちよりもスタイルも良く、若く見える。今は17歳の哲が、まだ幼稚園に通っていた頃にはよく「ぼくのママは、きれい」と言ってくれていたのを思い出した。
ディープキスにあまり慣れていないのか、裕子の唇が離れると、ぼおっとのぼせたような表情を浮かべている。
どことなく幼い頃の面影が少し残っている気もして、裕子は哲の頬を撫でた。