PiPi's World 投稿小説

媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

の最初へ
 1056
 1058
の最後へ

媚薬の罠 1058

竹田裕子は警察の動きを警戒して、しばらくドラッグを我慢することにした。
頭の中にはドラッグの酩酊の中で、夫ではない行きずりの男性たちとキメセクした快感のことばかりを考えている。ドラッグを使えないと思うほど、欲しくてたまらなくなる。
吉沢真麻がさみしさの果てに真帆ちゃんの亡霊を幻想界から、黒崎孝義が触手ちゃんを再構築したのと同じ想像の力で、召喚する作用を引き起こしている。
人妻の竹田裕子は、想像力でキメセクの快感を強く求めた。

繁華街にあるどの風俗店も、数年前よりかは客が減って経営難である。
街の住人たちは、インターネット上の無料動画コンテンツを利用して自室、マンガ喫茶の個室なブース、自動車の中などで、オナニーすることで性欲を発散していた。風俗好きの男性たちは、他の地域からデリヘル嬢を自室やラブホテルの部屋に呼んでいた。
自分の安心できる世界の範囲が狭まり、他人のテリトリーである風俗店へ赴くことを敬遠している。
竹田裕子以外の女性たちはどうやって性欲を発散していたか。女性用の風俗店が、この地域には存在していない。派遣型のレズビアンの女性たち向けのデリヘルは他の地域にはある。ラブホテルの一室で自宅から離れ、普段の日常とちがう気分で風俗嬢、スキンシップのセラピストに癒されるので、性欲発散と単純に決めつけられないところではある。
不倫や援助交際で、夫ではないセフレを探す人数より、自宅でこっそりオナニーするか、夫や交際中の恋人とセックスをする人数のほうが大多数である。
男性や女性、どちらにもいえる傾向としては、テリトリーの意識が強くなり、他人のテリトリーに他人が関わることを避けるようになりつつあった。
ドラッグの快感と酩酊は、自分のなかで完結して、他人との心のつながりの悦びはない。オナニーでさえ、他人と心のつながりがある一瞬を思い浮かべて、切実に求めている。
この地域でドラッグを転売する売人だったMこと吉沢政広が、脇田友之の遺体遺棄という別件で逮捕され、さらに他の地域から転売するドラッグを運ぶカズキが身を潜めて活動を停止した結果、ヤクザたちもシノギとしてのドラッグの密売から手を引いていて、ドラッグは品薄となり価格は上がった。
竹田裕子の所持していたドラッグの密売価格は、吉沢政広が売った金額よりもかなり値上がりしている。
ドラッグを使用したオナニーは、使わないオナニーよりも快感が強い。
ドラッグの需要は以前よりもある状況なのに、この地域てまは品薄となり価格上昇は止まらない。
竹田裕子には3人の息子がいる。
夫が隠していたドラッグを浅見美代子が車内から奪ったように、この高校二年生と高校一年生と中学二年生の3人の息子たちは、母親の竹田裕子の隠していたドラッグを奪った。
竹田裕子は、Mこと吉沢政広からドラッグを入手ていたのである。

SNSでこの小説を紹介

レイプの他のリレー小説

こちらから小説を探す