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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 1054

水野咲は会社員をしていた頃よりも、鷺原家に住み込みで働いているほうが、ストレスを感じないことを、倉持志織に話した。

「帰宅して、ひとりで部屋にいるのもさみしいんですよね。鷺原家にお世話になっていると、眠るときだけ用意していただいたお部屋に戻るので、さみしくないんです」

交際相手がいるのに、会社員の一人暮らしをしている女性がさみしさを感じる。仕事上のストレスだけでなく、恋愛で心が満たされている日がある分だけ、相手と会わない何もない日常の生活の日々には、空しさやさみしさをより強く感じさせてしまう。
倉持志織は、水野咲の恋愛のジレンマの解消のやり方は、自分のやり方に似ていると感じていた。

「交際相手の方に電話をして話してもらったり、同棲はなさらず、自分の環境を変えることで、前向きになられたのですね」
「束縛するのも、されるのも、なんかちがう気がするんですよね。好きなことをすればいいって言われてますし」
「交際相手の男性からですか?」
「はい。でも、私、自分のやりたいことってよくわからなかったんですよ。鷺原家で働いてみたら、なんかとても充実してるんです」

倉持志織も、隆史から自分の好きなことをすればいいと言われているので、親近感がわいた。
鷺原家のお嬢様の鷺原聖華から、交際相手の男性にふさわしい女性のたしなみを身につけて欲しいと言われて、衣服も用意され変わり、最近は美容と健康のためにスポーツクラブで運動したり、エステに聖華と一緒に水野咲は通わせてもらっている。そのため、使用人のメイドたちからも、水野咲は、鷺原家のもうひとりのお嬢様と呼ばれている。
その厚待遇に水野咲は戸惑いながらも、感謝していることを倉持志織に語った。

「身だしなみや美容にそれほど気を使わなければならない男性と交際なさっておられるのですか?」

鷺原征一郎は水野咲の交際相手が檜垣隆史ということや、鷺原聖華の檜垣家との縁談の件を倉持志織に隠していた。

「そのままでいいと、あの人は言ってくれてはいるんですが、聖華さんはそう思わないみたいです。あの人は、とてもすごい人なので、聖華さんがそう思うのも不思議ではないんですけど」

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