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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 1043

繁華街の全体の経営不振により、北条真凛はキャバクラ嬢を辞めた。
凄惨な自分の娘をマンションの5階のベランダから投げ棄てた事件を起こした竹野滋には愛人がいた。後日逮捕されたジャンキーの片倉泰子は、つながりの悪影響を受けた。
吉沢亜紀子は、娘の真麻のせいで宮原清は姿をくらましたと思い込み、真麻に対して憎しみを抱くようになった。
不動産屋の女子社員の鈴木史奈に、同じ職場の片倉泰子は竹野滋と関係があったことを知り、女子トイレで、史奈にツバを吐きかけ胸ぐらにつかみかかったほどの憎しみを抱いた。
また、片倉泰子は、竹野滋のペーパーアシッドやその後に手に入れたドラッグに溺れ、鎌田秀明とも関係を持って、荒淫に身をゆだねた。
吉沢亜紀子の憎しみの感情が、片倉泰子につながり、亜紀子がドラッグで身を持ち崩したように、片倉泰子は、すっかりジャンキーとなって逮捕された。
104号室のアパートにいた吉沢亜紀子と、嬰児投げ棄て事件を起こしたマンションで、片倉泰子は竹野の妻が出産準備のためいない隙に、竹野滋と肉体関係を持っていた。
このふたりが憎悪の念が同調することで、ふきだまりのつながりの力が強まった。
鬼っ子様は、片倉泰子に社内いじめをされた史奈についてきた因縁を、穢れだと思って、不快さを感じた。つばを吐きかけられた史奈には、別のふきだまりの吉沢亜紀子の憎悪の念まで、混ざっていたからである。
娘を目の前で殺害された竹野の妻の美穂の亡霊は、片倉泰子の憎悪によって、鈴木史奈に憑依し、嬰児の霊は鬼っ子様に甘えて憑いた。
姫野紗季は夫の秀明を憎み、また娘の真帆は連れていくのに自分は見捨てられたと、酒で酔って秀明から真帆を奪うために刺殺した。竹野滋はドラッグによって錯乱し、娘をマンションのベランダから投げ棄てた。
子を殺す親、それは父親、母親どちらと限定できない。ふきだまり。
それは、原田亮と原田珠理の父親と娘の関係のこじれた関係もふくめて、この地域全体で起きていた。
原田亮に看取られた癌で若くして亡くなった小林秀樹の暮らしていたマンションは、竹野滋な暮らしていたのとマンションと同じマンションに暮らしていた。
小林秀樹の両親は不在で、彼は学校以外では、孤独な時間をマンションの部屋で過ごしていた。
裕福な家庭で育てられた小林秀樹のような子から、吉沢亜紀子と吉沢真麻のようなシングルマザーのひとり親の家庭、その他のさまざまな家庭が、この地域にはある。
子供はその成長過程で、そばにいた大人たちの影響を浴びるように受けて育つ。本人の性格だと思われがちな部分の基礎の部分は、子供のときに親や周囲の大人たちがどんな言葉をかけ、態度で接してきたのかで、大人になったときにどんな考えかたや行動をする傾向の人間になるかは、8割は方向づけがされてしまっている。

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