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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 1040

富国強兵の明治時代の政府からの考えがあり、原子爆弾の開発やダウンフォール作戦をのちに促すつながりは、死への欲求のつながりでもある。幻想界は、国や人種の差異を越えてつながっている。
そうした死へ欲求に抗う女性たちの末裔として、祓魔師の鏡真緒は存在する。
檜垣家は平安時代から歴史の記録に残っているが、生への渇望と死への欲求のせめぎあいの状況に流されながら存続してきた一族ともいえる。
世界全体の人数の増加が、いずれ食糧不足を引き起こすことが懸念されている状況があり、その同じ時代に世界の人数をさらに増やす性的暴行の行為と、絶望の末に殺人や自殺させたり、AIDSを蔓延させてじわじわと犠牲者を増やす怨念に動かされた行為などの他人との関わりが、生への渇望なのか、死への欲求なのかは、曖昧などちらとも断定しがたい混乱のなかにあるといえる。
広範囲で長期間で考えてみれば、世界の人数が増え続ければ、食糧の供給が維持できなくなり、争いによる死者や餓死による死者があふれる。しかし、日本の鏡真緒が退魔行に挑んでいる街という局所的で短期間の状況からすれば、鎮めのシステムの必要悪のようにあるふきだまりによって、人が死んでいくのは、鏡真緒や斎藤吾朗には見捨てることができない状況なのだった。
広範囲で長期間で考えて、絶望からの死者を増やす呪われた犯罪者が、世界全体の人数を効率的に減らすことで、未来に予想される危機を回避する存在でもある混乱した時代に生きている。
ドラッグの使用が、一本の草が除草剤をたっぷりと含んだ毒水を生きるために吸い、やがて毒の成分によって根まで枯れるように、他人との関わりがなく個人的にひとりで死に絶えるのであれば、地球環境の長期的な見解からすれば、それは全体の全人類への自己犠牲の行為ともいえなくもない。
しかし、ドラッグを他人へ使用することで巻き込む行為は、自己犠牲ではない。食糧不足の危機よりも先に、人類が滅び去る可能性を生じさせる危機になりえる行為である。性の快感と愛情や恋愛だけではなく、死へのカウントダウンが結びついた時、性の快感がホモサピエンスという人類種の存続の習性であり、オスとメスの異性間の交わり、生殖によってしか存続できない以上、自滅していく。
性の快感が、愛情や恋愛と離れていけば生殖への儀式性は薄れ、世界の人数は生殖によって増加していく。それはやがて食糧の不足による緩慢な滅亡する運命へと進んでいく。
ドラッグを使用したキメセクの快感と依存は、死へのカウントダウンにしたがって急激な死を迎える。さらに生前の怨念が深ければ、新たな他人を絶望と凄惨な死へと誘発させていく力となっていく。
恋愛感情や愛情表現が、個人的な特別な他人との秘め事としての儀式性があることで、状況によって生殖から離れて、同性間での性行為に移り変わることも発生している。これは世界の人数の増加を抑制しているともいえる。
世界の全人類の増加によって発生する危機に対して、知らず知らずに行われている同性間の秘め事は、快楽を求める本能や、最小限の群れであるふたりの承認欲求を生殖なしで満たす。異性間で避妊するにせよしないにせよ、恋愛感情や愛情の表現であることから離れてしまえば、快楽を求める本能は満たされても、群れの承認欲求は満たされない。
ドラッグを使った生殖は、使わない生殖よりも快感は強い。より強い性的な快感を、本能的な習性として求めることで、他人との生殖への興味関心を維持してきた。それは、承認欲求が同時に生殖という他人との交わりから得られるということが、強い快感となっていた。
ドラッグの酩酊の快楽は、警戒心を曖昧にして、身体の快感に人を溺れさせてしまう。所持、使用、売買を禁じられていて、キメセクは恋愛や愛情の優しい親密なつながりではなく、罪の意識の後ろめたい気持ちのつながりで、ドラッグを使用したキメセク酩酊の快楽が深いほど、秘密を共有して隠す協力者の関係に陥ることになる。

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