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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 1034

疱瘡神の神社は鎮めの結界だったことは図書館や役場に残された文献から、鏡真緒は理解できた。人から忘れさられることで、祟りを封じる結界。
鏡真緒も疱瘡神の神社については、それ以上の調査は中止した。
鏡真緒が疱瘡神の神社が祀られる由来を知ることは、鎮めの儀式を無効化してしまう可能性すらある。
道路に置かれている地蔵菩薩、いわゆるお地蔵様や道祖神なども、由来を調べてみれば過去に何らかの痛ましい惨事があり、その犠牲者たちの供養のために置かれたものは少なくない。
脇田友之が104号室で、女性職員の樋口成美に性的暴行を行う前に、水野咲に対して神社の境内で暴行を行った。檜垣隆史によって、水野咲は救出された。脇田友之は、隆史に両肩を脱臼させられて逃亡した。
疱瘡神の神社はいずれ消え去ることで、その役割を終え、この神社が次の護りの力を増幅するパワースポットになるはずだった。
しっかりと管理者もいて、手入れが行きとどいている神社で、昼間は近隣の住人や職場がそばにある人たちが、朝の出勤途中や帰宅前に立ち寄り、手を合わせたり、悩み事があればおみくじを引いてみたり、お守りを購入している。

(こっちまでやられているなんて。この地域は、護りの力を強める仕掛けが失われている)

護りの力そのものは失われたわけではない。水野咲を、檜垣隆史は救出している。おいしいモツ煮や人気のプリンを提供することで食べた人が前向きな気持ちを取り戻せる定食屋もある。また鬼っ子様が、双子の幼女たちと夫婦たちを仲良く暮らして護っている。また黒崎孝義には、謎の触手ちゃんが生まれた。
護りの力の恩恵を分けてもらえるパワースポットとしての神社が、疱瘡神の神社では子供たちが淫らな遊びをして、この神社では水野咲が襲われた時に失禁したことで、どちらも失われている。
神社、仏閣が経営難に陥っている状況がある。
維持費が確保できず、管理者の神職不足も重なり倒産してしまう神社、仏閣もある。また、神社の敷地の一部を70年後に更地に戻して返却する契約で貸し出して、そこに建造された地上19階建てのマンションビルの1階から2階に、社務所が入っているという神社もある。
経営難を乗り切るために、周囲の状況に合わせた工夫した経営が求められている。
明治時代の末期には、神社合祀(じんじゃごうし)という神社の合併政策が行われたことがある。神社整理ともいう。複数の神社の祭神を一つの神社に合祀させるか、もしくは一つの神社の摂末社にまとめて遷座させ、その他の神社を廃することによって、神社の数を減らすという政策があった。この時と戦争の空襲で神社の数が減ったことがある。

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