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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 104

「癖ですか?」
「そうだ。性癖って言葉を聞いたことあるかな」
星野舞は性癖と隆史に言われて、何も答えずにじっと隆史を見つめてから、うなずいた。
天使が降りてきて体に入ると、星野舞は息が乱れ、動悸がして、体が落ち着くまで何も手につかない。
〈天使の涙〉を飲ませ意識が消えかけているときに、快感を体にあたえる、また〈天使の涙〉の効果が終わりかけて意識がはっきりしだす前に再び〈天使の涙〉を飲ませて、快感を与える。
これを繰り返しながら、天使が降りてきて体に入ると気持ちがいいと、聞かせ続ける。
催眠状態で暗示をしこまれ、同時に快感を教えこまれているが、本人は暗示に従い行動していると気づかず、自分の意思で行動していると思っている。
「舞は〈天使の涙〉を北川天からもらうために、射精させるとかおかしいと思わなかったんだよな」
「はい」
「そうするように暗示をかけられていたなら、要求が理不尽とは感じないし、嫌悪感もなかったはずだ。北川天から渡された〈天使の涙〉を飲み続けて暗示にかかりやすい状態になったときに、薬を全部飲んだら、天使になって空を翔べるとか暗示を追加さられたら、ビルとか橋の上からでも簡単に飛び降り自殺したはず。それで、北川天の犯行の被害者と証拠は消え去る。でも、死ぬのがこわいっていうのは強い根本的な気持ちだから薬が無くなる前に、なんとかして手に入れようとする。薬が無くなりかけると、北川天に舞はおねだりに行っていたってわけさ」
「まさか、そんなことって……信じられない」
「今、舞は〈天使の涙〉を1錠かもしれないが飲み切ってないで隠して持ち歩いているか、部屋に隠しているんじゃないのか。北川天にどんなことを要求されたの?」
「裸になって手と口でしてくれって。あと体をさわられたりもしました」
青ざめた舞が震えながら言った。
「他人に話したらいけないって教祖様は舞に暗示をあたえていたんだろうな。安心しろ、俺が今の教祖様だから。服を脱ぐとき、俺を急に教祖様なんて呼ぶから、すぐに暗示にかかってるってわかったよ」
たしかに舞の部屋に3錠の〈天使の涙〉が隠してある。それは天使降臨の儀式で一回で服用する数の錠剤だった。
大切な薬が無くなってしまったら、自殺してしまうしかないので、無くならないように常に監視していなければならない。
「それが、この家から舞が離れられない理由だね」
「こわい。私、どうしたらいいんですか?」
隆史は舞がどのくらい北川天に支配されていたのか、試すつもりで服を脱ぐように言ったのだが、あっさりと初対面の隆史の前で裸になったのを見て、かなり深く暗示をかけられていると判断した。
「〈天使の涙〉をもらうこと、それが天満教の理由づけがあれば、抵抗なく裸にだってなる。それは命の危険がある暗示があたえられてるからだろう。そんな危険な暗示から舞を解放してやる。ここに〈天使の涙〉があるけど、ほしいか?」
隆史は倉持志織から、チャック付のビニール袋の小袋に入れて〈天使の涙〉を20錠をもらって持ってきている。
それをポケットから取り出して舞に見せた。
「俺とセックスすればこれをやるよ」
隆史は舞にそう言った。洗礼の儀式のあとまだ裸の舞が隆史の持っている小袋を見つめて、目を離さない。

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