PiPi's World 投稿小説

媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

の最初へ
 1022
 1024
の最後へ

媚薬の罠 1024

母親の吉沢亜紀子がいる時間に、宮原清はまあちゃんの話相手として、ほぼ毎日訪問した。
亜紀子からは感謝された。まあちゃんは真帆ちゃんは嫌いじゃないけれど、幽霊なのでこわい。宮原清が通うたびに、真帆ちゃんはあらわれなくなったらしい。
宮原清には真帆ちゃんは見えないし、声も聞こえない。
この時の宮原清は幼女好き、少女好きのだが、直接、手を出すことはできず、まあちゃんにどぎまぎしているだけだったことが日記帳には綴られている。
そんなある日の昼間、玄関ドアを激しくノックされ、宮原清は、うらぶれている疲れたような男性の訪問を受けた。スーツ姿に無精髭の痩せた男性の目は充血していた。

「お前誰だ、ここは俺たちの部屋だ」

宮原清があわてて玄関ドアを閉めて、鍵をかけてその場でしゃがみこんでいた。しばらくして、外の廊下で女性の声がして、不気味な中年男性が去って行った気がした。

「秀明さん、帰りましょう、ね」

その声に、宮原清は聞き覚えかあった。まあちゃんの母親の亜紀子の声に似ていた気がした。

その日、まあちゃんが泣いて学校から帰ってきた。宮原清は止めたが、真帆ちゃんの幽霊も来なくなったので、学校でみんなに話してくると、まあちゃんは登校していた。

「清のお部屋から、あかんべえした女の人が出てくるんだって」
「そんなのいないよ」

事故物件の噂を子供も聞いていたんだろうと宮原清は泣いているまあちゃんを、吉沢家の玄関前で慰めながら、母親の帰りを待っていた。携帯電話はつながらないらしい。チャンスだと思ったが、宮原清の部屋に入るのをまあちゃんがこわがっていた。吉沢家に上がりこんで、まあちゃんにイタズラするのは宮原清がこわかった。
自分の部屋はテリトリーだが、吉沢家は自分のテリトリーではない。
夜になって、やっと亜紀子が帰宅した。学校でいじめられて、部屋の外で閉め出しをくらってしまったまあちゃんは、その日は泣き疲れて、すぐに眠ってしまった。宮原清はそう思った。しかし、まあちゃんが部屋に入って飲んだココアに睡眠薬が仕込まれていたことをあとで、宮原清は知ったと綴られている。
宮原清の日記は当日に書かれたのではなく、回想録なのだとわかる。

「昼間のあれは誰なんですか、亜紀子さん。あいつに声をかけて、どこかに連れて行ったのは、亜紀子さんなんでしょう?」

宮原清に聞かれた亜紀子は、深いため息をついて、宮原清の部屋で詳しく話したいと言い出した。
まあちゃんに聞かれたくない話、まあちゃんのそばで話したくないことなのだろうと思い、宮原清はうなずいた。自分の部屋に亜紀子を連れていった。
なぜ、まあちゃんが自宅の部屋に入れなかったのか。宮原清の部屋に訪れた不審者があらわれた日、まあちゃんは学校へ久しぶりに登校して、亜紀子は仕事のスーパーの仕事を休み自宅にいた。
亜紀子は気だるさを解消するためにドラッグを使うか、このまま睡眠薬で眠って乗り切るか悩んでいた。娘の真麻の心配をして仕事をやすんだのではなく、ずる休みをしていた。
その時、宮原清の部屋の玄関のドアを叩いたり、蹴ったりしている物音に、亜紀子は気がついた。
亜紀子がドラッグを初めて使用したのは大学生の頃で、同じサークルにいた彼氏とはまった。卒業後、彼氏の政広と結婚して、亜紀子はドラッグを断った。正確には、夫の政広が亜紀子にドラッグを使用してセックスをしなくなったから、亜紀子は自分で密売人から購入しなかったので、ドラッグとつながりが切れた。

SNSでこの小説を紹介

レイプの他のリレー小説

こちらから小説を探す