PiPi's World 投稿小説

媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

の最初へ
 1020
 1022
の最後へ

媚薬の罠 1022

僕は家賃が安い事故物件の部屋を貸りて暮らしていた。104号室。一階の角部屋で道路から離れていて、まわりに住宅があり、逆にとても、静かな部屋だ。
事故物件といっても、身寄りのない老人が病死していたりするだけで、また畳が腐敗したり、血痕などで汚れていると、和室から洋室へきれいにリフォームされていたりする。他の物件とちがい事故物件は、痕跡を残さないように清掃では無理だとリフォームされて、とてもきれいに新築のような仕上がりとなっている場合が多い。

これは樹海に放置されている宮原清の日記帳の内容。今は雨風でインキが薄れているが遺体と一緒に発見されたら、かろうじて悪筆を解読できれば、読むことができる。
この日記帳には後半になると、クレジットカードの現金化、失業、近所の幼女への恋慕、104号室で行われた性犯罪、戸籍の売却など自殺へと続く、宮原清の記録となっている。だが、前半は転居後に宮原清が体験した自殺者にまつわる怪談のような内容が綴られている。

「……でない、そうなの?」

宮原清は引っ越して隣の103号室へ挨拶に行った。すると、小学生の三年生ぐらいの少女がノックをすると玄関ドアを少し開け「おかあさんは今はいません」とだけ答える。
宮原清はそのまま帰り、壁にコップやイタズラ用の聴診器を当てる。隣の部屋の物音や声を聴こうとして、先ほどの子供の声がかろうじて聞こえた。
翌日は、午後に宮原清は訪問したが、やはり女の子が顔をのぞかせて、同じことを宮原清に言って、玄関ドアを閉めてしまう。宮原清はそれでも、隣に女の子が暮らしていると思うと、胸が高鳴る。
部屋に戻り、やはり聴診器を当てると、留守番している女の子の声がする。母親が居留守しているわけではなさそうであった。

「うら……でな……わかった。でも、学校のみんな……うん」

携帯電話で会話しているようだと思い、宮原清は、舌打ちした。子供にスマートフォンを持たせて、母親が決まった時間に娘と連絡を取り合っているのかもしれなかった。もしも、娘と連絡が取れないとすると、親が通報するかもしれない。宮原清は隣に住む女の子にイタズラする気にもうなっていた。あの子のはいている靴、それも洗っていないものでも手に入れられないものか。そんなことを考えていた。臭いをかいでオナニーをしたら興奮するだろうと妄想した。
アルバイトを終えて、宮原清はシュークリームを帰りに買って、隣の部屋に夕方訪問した。
やはり、女の子が顔をのぞかせたので、「今日は、お父さんかお母さんはいるかな?」と猫なで声で宮原清は言った。
宮原清の癖のある悪筆の丸文字は、この猫なで声に似ている。

「お母さんはまだです。お父さんはいません」

どうやら母子家庭らしいと宮原清は返事から察した。

「君がおるすばんなんだね。えらいね。僕はお仕事終わって、君におみやげを買ってきた。シュークリームだよ」

連日、顔を合わせいるからか、シュークリームが気になったのか、宮原清は女の子に手渡すことができて、しなやかな手やまだ発育しきっていない胸のない華奢な体つきを見たので、興奮して、自室へにやけながら戻った。
さらに翌日、夜に訪問すると母親がいて、挨拶を済ませた。宮原清は引っ越してきた初日にアパートの前で、この母親を見かけた気がしたが、顔を見て隣人だと知った。
シュークリームをもらった女の子にだけ宮原清は昼間買いに出かけて購入したクッキーを渡した。

「すいません、上がって下さい。まあちゃん、お兄さんにおれいは?」
「ありがとう、昨日のも、すっごくおいしかったです」

宮原清はにっこりと笑った。女の子も笑顔を返すのを見て、母親がぽろぽろ涙をこぼした。

「すいません、この子が笑ったのを久しぶりに見たので」

SNSでこの小説を紹介

レイプの他のリレー小説

こちらから小説を探す