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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 1019


倉持志織は、鷺原征一郎の心の扉の鍵が開く音を聞いた気がした。倉持志織には恋慕っている隆史以外とセックスして性欲を処理しようと思ったことはなく、また3人でした時に嫉妬や独占欲が自分にもあって、胸が痛んだ経験がある。
鷺原征一郎の気持ちのつらさは、鷺原征一郎本人にしかわからない。
しかし、倉持志織は理解を示したふりをして微笑みを浮かべ続けた。
(今、この人は自分の気持ちを正直に話してくれている。嘘でもいいから、気持ちをわかってくれる人を求めている)

「鷺原さん、そのお相手の方と私がお話させていただくことはできますか?」
「どういうことですか?」
「あなたの気持ちを、あなたがおそらく伝えることができない事情があるのでしょう。また、相手に自分の気持ちを知られると嫌われるか、軽蔑されると思っているのではありませんか?」
「そうです。私には妻がいる身ですし、それなりに社会的な立場のある人間だと思っています。彼女は私をそれなりに見てくれているはずで、私は彼女が思っているイメージが壊れることが、とてもおそろしい」
「彼女に婚約者に対してどんな思いを抱いているか、そしてあなたに対してどんなことを思っているかだけでも、知りたいとは思いませんか。それができないことが、あなたのお悩みだと思います」
「貴女が彼女から聞き出すということですか、私が彼女に対して愚かなことを思い浮かべてしまうぐらいになっていることを隠して?」
「そうです。誰でも自分ひとりではどうにもできないことはあるものです。しかし、私はその方のお気持ちを聞き出すだけです。あなたの思いを遂げさせることや恋を成就させるとは、約束することはできません。ただし、お相手の方があなたを慕っている気持ちがあるか、あなたへの恋を意識する可能性があれば、あなたへ、その方のお気持ちをお伝えして、協力させていただます」
「よろしくお願いします」

こうして、倉持志織が最近できた檜垣隆史の愛人の水野咲と会うことになった。
高坂貞人やカズキの件、山科遥とつきあうことになった件には、倉持志織は関わりがあった。
しかし、小野田美樹の件や水野咲の神社でレイプされかけた件を、倉持志織は隆史から聞かされていなかった。
樹海の屋敷で隆史が帰ると何があったのか、せがんで聞き出す氷川奏と中島玲香や、隆史の日常はエロであふれていると確信して聞き出そうと狙っている緒川翠のように、倉持志織は隆史の女性関係を聞き出したりはしなかった。
黒崎孝義や触手ちゃん、鷺原聖華の件も知らない。隆史は、椎名瑶子、島田理沙子、本田綾、光峰晶、山科遥と会っていて、倉持志織に会うと月虹学園の女子高生の星野舞や島袋琉のことはどうするつもりなのか質問されるので、倉持志織のところへは足が遠のいていた。
黒崎孝義が、アルベール・レノの開発した合成ドラッグ〈ange〉による後遺症で、触手ちゃんを生み出したので〈天使の涙〉でも似た事例はないか、隆史が倉持志織へ聞きに来る前に、鷺原聖華の父親の鷺原征一郎が、銀座の島田理沙子やサポートセンターの倉持志織のもとを訪れた。
檜垣隆史が〈ange〉の後遺症の話を倉持志織に確認に来る前に、以前サポートセンターからの支給品をネットを使って転売しようとしたバツイチ女性の阿部美紀から、隆史は相談を受けて会っている。神社で水野咲をレイプしようとしたフリーターの脇田友之とつきあっている不倫相手の人妻たちの仲間うちで、脇田友之も1度使われた男性への興奮作用が強いドラッグが流れていた。
阿部美紀は清心サポートセンターの職員で、天満教の信者としてまじめに職務を遂行している。つまり、天満教の信者を勧誘するために阿部美紀が困っている人の相談を聞き出すと、先輩の天満教の信者たちが真摯に応対し、それでも問題が解決しそうにないと、倉持志織のところへ相談者がまわされてくる。

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