PiPi's World 投稿小説

媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

の最初へ
 1016
 1018
の最後へ

媚薬の罠 1018

鷺原征一郎は、水野咲が自分とついてこなければ契約違反の違約金が発生すると征一郎が言い出せば、檜垣隆史から離れてついて来ると思っている。
どんなに征一郎が高額な請求をしたところで、檜垣隆史が手放す気がない上に、水野咲が隆史や聖華と離れたくないと言ったら、隆史と聖華が金を用意して、その金を持って早く帰れと征一郎は言われてしまい、日本から追い出されるだけだと気づいていない。
鷺原征一郎が誤解していることが、もうひとつある。水野咲は鷺原征一郎とセックスしても、隆史とのセックスの快感を知ってしまっていて、鷺原征一郎とセックスしても満たされることがないということである。
強引に水野咲という女性を隆史から奪える可能性があるとすれば、隆史よりも先に征一郎が咲を妊娠させ、咲に鷺原征一郎に対して情が移るように洗脳することである。母性本能に訴えること。水野咲の性格は、妊娠した子供を堕胎して自由になりたいとは考えない。

「もし、相手に婚約者がいて、あきらめさせて、こちらにふりむかせるには、どうしたらいいでしょうか?」

鷺原征一郎は、倉持志織に恋の悩みを相談した。同じような悩みを、檜垣隆史は椎名瑶子に抱いて、強行手段を行った。
倉持志織はチラッとそれが脳裏をかすめたが、さすがに、隆史と同じ解決策は鷺原征一郎に提案できないと思った。

「婚約者をお相手の方がどう思っているか、あと、あなたをお相手の方が婚約者よりも慕っているかどうかが大切です。もしも、そうでなければ、何をなされたとしても、お相手の方には迷惑に感じるだけだと思います」

倉持志織は慎重に、鷺原征一郎の感情を逆撫でしないように、やんわりと否定した。
あえて、否定せずに鷺原征一郎が相手にどれだけ恋慕しているか、時間をかけて聞き出すほうか、親近感を抱かせたり、信頼させるには効果的だと倉持志織はわかっている。
しかし、あえて否定した。鷺原征一郎がなぜか思いつめていて、気持ちが浮わついている気がしたからである。
邸宅で、近くで暮らしていて手がとどくところにいるのに、手が出せないもどかしさを、鷺原征一郎は感じている。さらにその欲情を、水野咲や娘の聖華に隠そうとしている。

「私は仕事の都合で妻と離れて暮らしていまして、もう2年ほど、夫婦の営みがないセックスレスな状態なのです。それで欲求不満なのでおかしなことを考えているのだと思い、恥ずかしさもありました。吉川さんには悪いとは思いましたが、これで気分がすっきりして、気持ちが落ちつくと思いました」
「そうならなかったということですね」
「はい、その通りです。むしろ、吉川さんとの性行為と妻との営みのちがいだけでなく、彼女はセックスの時はどんな感じなのだろうとさえ考えて、興奮する始末です。このことは、こちらから話しておいてなんですが、吉川さんには、その、内緒にしておいていただけますか?」
「ええ、もちろんです。鷺原さん、それはおつらいことですね」

SNSでこの小説を紹介

レイプの他のリレー小説

こちらから小説を探す