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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 1014

天満教の教祖北川天は、銀座の高級クラブ「パンドラ」と島田理沙子や本田綾を奪う行動の結果、檜垣隆史と敵対した。倉持志織の離反によって、北川天は排斥された。
鷺原征一郎には、娘の聖華は経済面では困窮させないという思いと、聖華の親友である檜垣隆史の愛人の水野咲への恋の思いがある。
娘の聖華の保護を約束させ、水野咲を手に入れるには、聖華と水野咲の交換を交渉するしかない。そのために檜垣隆史との交渉に有利となる情報が、鷺原征一郎は欲しかった。
檜垣隆史と敵対ではなく対等な交渉をしたいと考えて、有利となる情報を得たいところだが、まず檜垣隆史の情報を知る人物と出会えない。
鷺原征一郎に檜垣隆史とは何者か、ざっくりとだが話してくれた外務省の職員は海外赴任が続いていて、本人も日本へ戻る気がない人物であった。
この人物は、豪華客船で旅をしていた徐麗花の退屈しのぎのパーティーを開催するのに協力していた。そこに飛び入り参加してきた檜垣隆史を実際に見た。そして、彼は好条件での海外赴任を受け入れなければ身の危険を感じて、外務省の職員として海外で暮らし続けている。もしも、檜垣隆史がパーティーに参加していなければ、裕福な暮らしをイタリア人の妻にさせられる資産を得ることも、イタリア人の妻とも出会えなかったと苦笑していた。感謝すべきなんだろうな。この人物が国内にいれば、徐麗花が来日していたことや、檜垣隆史の情報が国内に漏洩する可能性を危惧した外務省が、島流しのように海外赴任させたのである。
鷺原征一郎はこの人物が嘘をついているとは思っていなかったが、実際に檜垣隆史から聖華に会うため日本の邸宅へ「家庭訪問」をしたいと直接、連絡を受けて、檜垣隆史が実在する人物であることや、妻と娘しか知らないはずの連絡先の携帯電話の番号をどうやって知ったのかわからず愕然とした。
娘の聖華が檜垣隆史に、征一郎のプライベートの連絡先を教えたわけではないとわかった。
マリアに確認したがわからない。マリアは台湾で滞在した時に、慶龍、徐麗花の組織の手下から個人情報を盗まれていたのである。公演中の私物を預かる海外の富裕層が利用する高級ホテルは、慶龍からの支援を受けていた。
島流しにされた外務省の職員と因縁がある徐麗花から、鷺原征一郎のプライベートの情報は、檜垣隆史に漏洩された。
外務省の島流しにされている幸せな家庭を築いている職員から聞いた情報から、娘の聖華の嫁ぎ先として、檜垣隆史に交渉の連絡をした。
檜垣隆史は、聖華を檜垣家の愛妾にするかは「それは聖華が決めることじゃないか、あんたが決めることじゃないだろう」と言われ交渉は決裂したと思っていた。だが、後日、聖華から保留にしてもらったと連絡を受けた。とにかく、日本に帰り、何がどうして、檜垣隆史が聖華に関わることになったのか知りたくて、仕事の都合を片づけ、1ヶ月は日本に滞在できるようにした。
邸宅に戻ってみると、ハウスキーパーの契約を聖華がした水野咲が聖華の身の回りの世話をしていた。
水野咲から、催眠クラブの一件を征一郎は聞き出した。征一郎はセラピストの黒崎という人物に話を聞こうと、聖華の取り巻きの元会員女性から、セラピストの黒崎の連絡先を聞き出したが、その電話番号は、現在使われていなかった。
もしも、鷺原征一郎がモナコへ移住していなければ、黒崎孝義という人物の人探しを、本条恵美の探偵事務所に依頼していたかもしれない。鷺原征一郎は、本条恵美の探偵事務所の評判を知らない。

その頃、すでに黒崎孝義は、隆史との約束を守り、地方の過疎地に移住していた。
触手ちゃんとさくらんぼ農家の人たちの腰痛のマッサージをしながら、農家の手伝いをカウンセラーの藤崎柚希としていて、感謝されて収穫されたさくらんぼをおすそわけされ、さくらんぼのおいしさに、あと、ドラッグから黒崎孝義が離れた生き方を選んでくれているのが本当にうれしくて、さくらんぼを食べながら泣き出したりすることになる。

鷺原征一郎は、セラピストの黒崎を探すのはあきらめた。自分は日本から追放されても関係ない、と檜垣隆史の情報を知る人物を、せめて檜垣隆史を牽制できる情報を知る人物を探そうとした。水野咲から教えられた銀座の高級クラブ「パンドラ」では、自ら檜垣隆史の支援を受けていると島田理沙子が言ったので、檜垣隆史の不利な情報は、銀座では得られないと判断した。
そうして、鷺原征一郎は天満教の指導者のトップの女性である倉持志織までたどりついた。

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