PiPi's World 投稿小説

媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

の最初へ
 1011
 1013
の最後へ

媚薬の罠 1013


「海外の女性と日本の女性では、たしかに行動や考え方、感受性や態度にちがいがある傾向はあると思います。礼儀作法のちがいもあると思います。礼儀作法のちがいは、他人とのコミュニケーションのちがいでしょう?」

すると、倉持志織は微笑みを浮かべて、鷺原征一郎に言った。

「鷺原さん、彼女に狙われてセックスをしてしまったあとで、虜にされずに私に会いに来た男性、それも、社会的にみて成功者と思われている男性となると、めったに出会えるものではありません」

鷺原征一郎はセックスのちがいを文化的なちがいの話にすり替えて、礼儀作法のちがいと言ったのに、倉持志織が征一郎の頭の中を読み取ったように、吉川愛海とセックスをしたと言ったので、思わず絶句して、何を話していいのかわからなくなってしまった。

「私が公演している位置からは、聴講者の人たちの表情や手の動きなどよく見えます。吉川愛海さんが、あなたの太腿のあたりを何度かふれていましたから。それに対して、あなたはその手を払うでも握るわけでもなかった。彼女を人目を気にして拒絶するなら払うでしょうし、聴講者のなかで男性がひとりしかいないので不安になって、彼女の虜になっていれば手を握るか、彼女の手に自分の手を重ねるでしょう。
また、下心があるぐらい元気なら、彼女の膝の上にふれたりするでしょう。聴講者の表情などを見ながら退屈しているのか、うなずいたり、私を見つめて話している内容に興味があるかによって、こちらは話す内容を事例を変えて繰り返して理解してもらったり、考えてもらうために、話すペースを遅くしてみたり、話しながら私も考えています。ここに来られる前に、吉川愛海さんとデートして、セックスしたのだと思いました。ふふっ、鷺原さん、この私の推理は当たっていますか?」

倉持志織は、吉川愛海からホテルにまだいる時に、鷺原征一郎とセックスした報告を聞いて事実を知っている。しかし、あたかも推理したかのように倉持志織は話してみせた。
倉持志織は檜垣隆史を初めて勧誘した頃に比べて、腕を上げている。
「はい」か「いいえ」で相手が返答するしかない会話の流れを作り、それをはぐらかす抵抗があるうちは、じわりじわりと相手の情報を小出しにしながら、正直にごまかさずに倉持志織に話す土台を築き上げる。
信頼という土台ができれば「はい」か「いいえ」の返答の「はい」と肯定することに慣れさせる段階へ変えていく。
最終的には、天満教の信者になることに同意させてしまう。

鷺原征一郎は、娘を差し出した檜垣家の情報を利用目的のために探る考えから、邸宅に住み込みで暮らしている水野咲への恋から愛されている檜垣隆史への嫉妬やうらやましさを感じて、水野咲を奪うチャンスを探すための行動をしている。

SNSでこの小説を紹介

レイプの他のリレー小説

こちらから小説を探す