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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 1008

征一郎は咲にあんな笑顔を浮かばせた男性、また昨夜会った、銀座の「パンドラ」の店長の島田理沙子の艶やかな微笑を思い出して、檜垣隆史について、会う日までに情報を集めてみたくなった。
都内有名ホテルのカフェは、投資家たちが集まってくる場所で、そこで噂を交換し合い談笑する。鷺原征一郎はそこで、檜垣隆史の情報を知る人を探してみることにした。
投資家だけではなく、聖華の取り巻きの女性たちと同様に、それなりに身分があって肉体関係を持っても、暴露しない男性を探している、自称セレブの女性たちもカフェに来ている。
そうした女性のなかで、檜垣隆史と面識はないが、噂が聞けそうな人がいる場所があるけれど、一緒に今夜、私と行ってみませんかと言った女性がいた。

「ねぇ、夜になるまで、まだ時間があるわ。それまで、このホテルで待ちましょう」

鷺原征一郎は水野咲にふと欲情するのは、欲求不満だからにちがいないと思い、その女性の誘いに乗ってみることにした。夜にならないと、その女性の征一郎を連れて行きたい自己啓発セミナーの集まりは開かれないということらしかった。
鷺原征一郎に目をつけて、声をかけてきた美女の名前は吉川愛海。
現在の天満教でも、裕福な男性信者が彼女の誘惑で献金として貢がされている。訴えるほどではない金額だが、一般の会社員の男性では貢がない金額の献金を集める危険な蜜蜂である。
檜垣隆史は彼女が全身を美容整形していて、元の容姿ではないのを見抜いているので、手を出さなかった。
投資家が集まる場所にいる自称セレブの女性たちのなかに入り込み、声をかけてきた男性を誘惑して、天満教の人間関係に誘い込んでいる。めずらしく檜垣隆史の情報を知りたがっている男性がいることを、清心サポートセンターに連絡した吉川愛海に、その男性、つまり鷺原征一郎の「御招待」の指示が出された。
どのような方法で招待するかは、吉川愛海に任されている。北川天のように、やればできるが、信者たちに強引に拉致させたりはしない。
始終申し訳なさそうな表情を浮かべ、いかにも男好きする身体を都合よく貪られている演技をしている自分に、心から悦びを感じて陶酔できる女性、それが吉川愛海である。

男の人の心には、必ずやわらかな部分がある。その恋をしたい心を見つけて、私はそっと手をさし伸ばす。すると、彼らは緊張して戸惑い、私をもっと淫らにさせようと夢中で愛撫を続ける。でも、ふわっと包みこむように私が誘えば、やがて、快楽を受け入れる。蕩けて何もかも忘れさせてしまう甘美な快楽は、男の人の絶頂の瞬間に、熱いねっとりとした白い血液のように、精液をほどばしらせる。とても気持ち良すぎて泣きそうな表情で、目を閉じて。
やわらかな部分をふるわせるように。
私はそのまま倒れこむように、かぶさりながら、ふるえるまぶたをなめてみる。半開きの唇に唇を重ねて、吐息が乱れているのが落ち着いていくまで、舌先を絡ませ合う。キスの湿った温かい感触が男の人のやわらかな部分に伝わっていくとき、私の心も興奮にぼんやりするぐらい蕩けている。おなかの内側を痺れてしまうほど擦られて、身体を揺すられているのとは少しちがう快感。その嵐が去ったあとのような男の人の身をゆだねている快感の余韻のように、ぬるぬるした精液が奥からあふれてくる。愛液と精液がまざり合ってあふれてくる。それがとても淫らなやらしいことをした感じがする。
男の人はぬるぬるとした淫らさが、きっとわからないだろう。それが、ちょっとさみしい。私はいじわるをしたくなってしまう。男の人の小さな乳首を指先でさわる。ぴくっと肩を震わせても、止めてあげない。キスを続けながらさわり続けて、男の人の小さな乳首が勃っているのは、かわいいと思っている。
視線が間近で交差する。
男の人の手が私の白い胸のふくらみを弄り始める。私は小さな乳首から指先を離す。男の人が腕を動かしやすいように。もっと揉んで、大きくてかわいくない乳首もさわって気持ち良くして欲しい。ずるいことかもしれない。男の人よりも私はやらしくて淫らで、敏感。たっぷりのふくらみに、男の人のしっかりした指先が沈みこむように揉みしだく。私はもう目を合わせない。とても恥ずかしくて、困ったふりをして。
きっと手のひらのやわらかな感触よりも、私のいつわりの表情を見つめながら、また興奮していくのだろう。じっくりと見つめている視線は、目を伏せてもわかる。
もっと声を出してもいいんだよ、と話しかけられた。これは合図だ。私は、もっと恥らう演技が求められている。

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