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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 1007

女性を檜垣家に差し出す見返りに、何を要求するか。それを聖華に聞かせたくなければ、鷺原征一郎は邸宅ではなく「パンドラ」で檜垣隆史と会いたいと伝えればいい。水野咲に「パンドラ」への連絡先を檜垣隆史は伝えておいてくれた意図を、征一郎は理解した。
翌日、聖華と咲に、征一郎は隆史が訪問する予定の日時を伝えた。

征一郎に連絡を入れた日の夜、檜垣隆史は「パンドラ」ではなく、山科遥と都内の高級ホテルに宿泊していた。
光峰晶のクリニックが山科遥の実習先に内定したので、隆史がホテルのレストランのコースメニューを予約して、山科遥と一緒に食事をしたあと、隆史の宿泊している部屋に、山科遥も泊まることになったからだった。
山科遥は看護系短大に通う女子大生で、学費や生活費のためにデート嬢をしていて、檜垣隆史を待ち合わせした客と間違えたのがきっかけで出会った。隆史の支援を受けて、看護師として整形外科医の光峰晶のクリニックで、卒業後はそのまま業務上で問題がなければ、山科遥は働けるだろう。倉持志織がまだ信者だった頃、初めて天満教へ勧誘したのが檜垣隆史で、それと同じ駅前の場所で昔を思い出していた隆史に、山科遥が人違いで声をかけた。

「んっ、あぁっ、隆史さん、もっと、名前、呼んで下さい、んっ!」
「遥、もうイッたのか?」
「だって、するの、久しぶりだからっ、なんか、すごく……はぅっ、んんっ!」

隆史と5ヶ月ぶりのセックスに、山科遥の身体は、淫らに反応してしまい、遥が思っていたよりも激しくとても感じやすくなっていた。甘えて隆史に名前を呼んでもらうと、山科遥は子宮までキュッと感じて蕩けてしまう気がした。

父親の鷺原征一郎が邸宅に滞在しているということは、隆史が他の女性たちとは、宿泊してセックスすることもあるのに、自分とはまだセックスしてもらえないのかと思って、聖華は切なくなってしまい、自室でため息をついていた。
水野咲は隆史が鷺原聖華のことを大切に思っていて、雰囲気のあるような場所へ連れ出してセックスする気なんだろうと想像していた。鷺原家の邸宅で聖華の身のまわりの世話をしているので、水野咲も隆史とセックスする機会がない。聖華とエステを受けたり、スポーツクラブで運動したり、今まであまりしてこなかったことをしているので、水野咲は退屈をしていない。
隆史と久しぶりに会えるのはうれしい。水野咲は、少しきれいになった気もする最近の自分を、隆史に見てもらいたい気持ちなのだった。会社勤めをしていた時より、ストレスはなく、聖華やメイドさんたちも、咲にとても優しくしてくれる。毎日、それなりに充実している。

「おはようございます、旦那様」

水野咲は聖華の要望から、メイド服ではなく、聖華と同じようなブラウスなど清楚な雰囲気の服装をしていた。

「咲さん、おはよう」
「もうすぐ、朝食だそうです」
「わかった、ありがとう」
「では、失礼しました」

咲が寝室から立ち去ると、征一郎はベッドから起き出してため息をついた。朝勃ちしている。

(まいったな、娘の親友で、檜垣氏の愛妾だぞ。もしも咲さんに手を出したら、聖華に一生文句を言われるだろうな)

朝食を3人で食べながら、征一郎は檜垣隆史が訪問する予定の日時を、聖華と咲に伝えた。
聖華は父親の顔を見つめてため息をついた。咲は満面の笑みを浮かべていた。
このふたりの反応のちがいを、征一郎は食事を終えて、邸宅から出かけてタクシーの後部座席で腕を組んで考えていた。咲はこの時はまだ、鷺原家の運転手を兼ねていない。

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