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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 1004

終電がない時間に店の仕事を終えると、それぞれ銀座からタクシーで帰宅する女性たち。
しかし「パンドラ」で働く女性たちは、タクシーに乗らずに帰ることができる。
また、何人かでまとまって帰ることもできるので、ひとりで帰ることの危険もない。
檜垣隆史が銀座にマンションを購入して島田理沙子に与えているだけでなく、メンテナンスは、不動産屋や業者が全面的にサポートしている。
銀座から帰宅するために、タクシー代を考えると、家賃は高めでも近場に住む女性たちは、タクシー代と家賃の支出は必要経費となっている。「パンドラ」で働く女性たちはその支出がない。
コロナで営業時間の短縮などが銀座でも行われて、銀座で働く女性たちの収入が激減した時、家賃の支出は収入が減っても変わらなかった。
その補填のために、ソープ嬢として働いた女性までいたのだが「パンドラ」の女性たちは家賃の支出がなかったので、落ち着いて貯蓄で暮らすことができた。銀座の数ある名店の中でも、気持ちにあせりや不安がなく、働く女性たちが状況が良くなるのを待つことがてきたのは「パンドラ」の女性たちだけだった。
福利厚生とは、企業が従業員に対して通常の賃金・給与にプラスして支給する非金銭報酬である。
また多くの場合、企業の福利厚生の対象は従業員のみならず、配偶者や家族、あるいはかつて従業員だった者にまで及ぶことがある。
中島玲香が組織した援助交際グループの女性たちも、島田理沙子と徐麗花の組織の支援を受けていたので、困窮することはなくむしろ、自宅待機になった人が増えたので、派遣されて収入が増えた。
家電量販店から、家庭用のゲーム機やゲームソフトが品薄になったように、元援助交際グループの風俗嬢たちは、政府の対策によって急増した需要に対応して、とても忙しく充実した日々を過ごしていた。
その後に銀座だけでなく、新宿や上野、鶯谷の吉原などの飲食店や風俗店が営業を少しずつ様子をうかがいながら再開していく時期には「パンドラ」や徐麗花の運営する風俗店には、政府の対策に関する情報が漏洩して共有されていたので、再開のタイミング、目立たないように派遣を減らすタイミングを的確に判断して対応できた。
他の飲食店や風俗店が、再開するタイミングを間違えて、のちにその損失から、今後の経営を断念する店舗も多かった。
銀座の老舗の名店の経営者たちが、もしも「パンドラ」がなかったら、銀座という街の社交場として伝統は消えていただろうと言う。「パンドラ」の経営にあわせる判断をして動いた老舗の名店は、閉店せずに残ることができたからである。
鷺原征一郎は7年ぶりに帰国したが、ずいぶん銀座も変わったと島田理沙子に、少しさみしげな声で、以前に銀座にも通っていたことを話した。
別の高級クラブの経営者に、鷺原征一郎は「パンドラ」の評判を予約のあと聞いて確認してみた。すると、鷺原征一郎が「パンドラ」の会員になったと別の高級クラブの経営者は思い、すごいですねと喜んでいた。銀座の老舗以外で名店があれば「パンドラ」であることや「パンドラ」に通ってもたまにうちの店にもサービスするので顔を出して下さいと経営者は言った。

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