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ふと気がつくと
官能リレー小説 - レイプ

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ふと気がつくと 8


後日、綾菜から電話がかかってきた。
「もしもし、ノラさん」
「おっ、今日はなんだ?」
「この前、何をしたの?」
「テーブルどけるのを手伝った」
「……お金、渡してないよ」
「そうだった、忘れてたな」
綾菜と美桜が二人で一緒に暮らすことにした報告を聞いて、男がにんまりしてうなずいた。

男は全裸でリビングのソファーに座って携帯電話で綾菜と話していた。
「美桜がノラさんと話したいって」
「あー、もしもし」
「あの、ありがとうございました」
「がんばれよ」
「はいっ!」
「綾菜をよろしく頼む。なんか困ったことがあったら報酬ありだけど、俺にできることならするから、連絡くれ。じゃ、またな」
男が通話を終えたとき、股の間でしゃぶりながら両膝をついている香織の上目づかいと目が合った。
「うくっ、うぅっっ、むぐっ、うぅ、んっ!」
「香織、出すぞ」
香織が目を閉じて、頭を揺らすのを止め、舌の上で脈打つぺニスと熱い精液を受け止めた。

男が射精している間、香織はぺニスを口から離さず精液を飲み込みながら、陶酔していた。
全身が蕩けていくようなじんわりとした絶頂よりも優しい快感。
夫のぺニスとちがって男のぺニスは一度射精しても萎えたりはしなかった。

夕方、駅前のファーストフード店で男はハンバーガーにかじりついていた。
その目の前には、香織の夫と華奢な体つきで顔立ちや服装はどうみても女の子にしか見えない、いわゆる男の娘が座っていた。

「ノラネコさん、今日の報酬です」
男の娘が銀行の封筒をテーブルに置いた。全部千円札で用意した一万円。あとハンバーガーとドリンクが報酬だった。
香織の夫は自宅に盗聴機を仕掛けていた。
香織の夫と愛人は、電波の届く範囲の駐車場の車の中で妻の情事の音声を確認していた。
香織の夫は男の娘にべた惚れで、しかしそれを妻の香織には隠し続けている。

「香織が美人じゃなかったら、この話は引き受けてないけどな。離婚する気とかないんだろ?」
「もちろんです。優との関係に気づいてばれたときの保険のようなものです。それに私の精子は少なく妊娠させることができません。ノラネコさんが香織を妊娠させてくれたらありがたいですが」
香織の夫はテーブルの下で、愛人の手を握りながら男と話をしている。
「ごちそうさん」
男が食べ終えて立ち上がった。


「優、今、幸せか?」
「最高です」
「ならよし」
男が優にそれだけ言って、ファーストフード店を出て行った。

それを聞いていた香織の夫の遠藤が人当たりのよい笑顔から、複雑な顔つきになった。
「そんな顔しないでよ。やきもち?」
「いや、その……」
「ラブホ行こうよ。ノラネコさんと初めて会った頃の話を遠藤さんに教えてあげる。途中で泣き出すかもしれないけど、がんばって話すよ」

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