PiPi's World 投稿小説

ふと気がつくと
官能リレー小説 - レイプ

の最初へ
 3
 5
の最後へ

ふと気がつくと 5


莉緒は男をタクシーに乗せ自分の暮らすマンションの部屋に連れて帰った。
「全部脱いで、あとシャワー浴びて。一人でお風呂はいれるかな?」
「大人だから一人で平気」
「あっそ。しっかり髪も臭い取れるようにがんばって洗ってね」
莉緒は鼻をつまんで洗濯機に男の服を放りこんだ。

(この人、浮浪者みたいな感じの人かしら)

子供の頃に川原で拾ったノラネコの仔猫を莉緒は思い出した。親に捨ててこいと言われて、初めて泣いて反抗したことも。


バスタオルを腰に巻いて、髪は拭いただけで乾かさないで、男が風呂から上がってきた。
「ドライヤーも洗面台にあったでしょ?」
「使ってよかったの?」

(あー、この人、不器用なんだ。会社勤めだったら苦労するタイプ)

「使ってよし、あと、髪を乾かしたら、あっちの寝室のベットで寝てていいよ。眠いでしょ?」
莉緒はファミレスで食事をして話をしている間、男があくびを噛み殺しているのを見ていた。
莉緒が風呂から上がって、下着姿でベットに行くと男はベットの左端で寝息を立てていた。

(へんな人。女とやれると思ってバッチリ起きてると思ったのに。まあ、いいや。明日と明後日は休みだし)

莉緒は朝七時から寝ている間に男に挿入されて、中に出される直前に目をさました。
それから午後一時すぎまて男に何度も絶頂させられて、また気絶するように夕方四時、ふだんの出勤の準備をする時間に目覚まし時計で目をさました。
休日は午前九時ごろ起きたときに、夕方に時計が鳴らないようにしておく。
セックスに溺れて時計のことを忘れてしまった。


(えー、たしか六回はぬいたのに、また勃ってる)

時計のベルを止めた莉緒の隣で男は仰向けですっかり寝入っている。
莉緒は背面騎乗位で男にまたがった。
腰をくねらせて、快感を貪る。
「あんっ、あぁ、ふっ、あふっ、んっ、あぁ」
目をさました男が莉緒を腰を突き上げるように動かし始めると、主導権はあっさり莉緒から奪われた。
「あぁっ、また、あたしだけイクぅ、あぁん、らめぇ、一緒に、ああぁぁっ!」


莉緒の上体が後ろに倒れた姿勢になってしまっても、重なった状態で男が下から突き上げ続けた。
挿入したまま男の手が乳房をつかみ、クリトリスも刺激してきた。気持ちよさの三重奏。
イッたばかりのところからもっと深い絶頂感が莉緒を襲った。
莉緒が痙攣している間に男のぺニスがぬぷっと抜けてしまった。抜けて尻の谷間に挟まった。
莉緒が全力疾走のあとのように息が乱れ、肌はすっかり汗ばんでいる。
男は腰の突き上げをやめて、少し乱暴に莉緒の乳首を指でつまんだ。
「はあぁんっっ!」
突然の痛覚のあと、また絶頂へ。
男は莉緒に乳首だけでもイクと催眠を店でいじっている間にかけていた。


そのあとしばらくしてから二人でシャワーを浴びて莉緒が壁に手をついたまま立ちバックで、パンパンパンパンと浴室に音を響かせていた。
男が射精するときに、ぺニスを深く沈めたまま莉緒の乳房をつかんで射精が落ち着くまで乳首にも指先でふれた。

莉緒は浴室で脚を投げ出し、尻を床にぺたりとつけて壁に背中をあずけたままがくんと頭を下げて、使われていないときのマリオネットのような座りこんでいた。
こんなに気持ち良かったのは、店でたくさんの客を相手にしている風俗嬢の莉緒でも初めての性体験だった。

(体が合うってこういうことだったんだ)

それからは、男はどこかにふらっと出かけていき、莉緒の暮らす部屋に戻ってくるようになった。
男が帰って来ない日の夜、疲れて眠るときに男がこのままいなくなるのを思い浮かべると、莉緒は泣きたくなるのだった。


SNSでこの小説を紹介

レイプの他のリレー小説

こちらから小説を探す