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ふと気がつくと
官能リレー小説 - レイプ

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ふと気がつくと 4


スニーカーを脱いだ男が、ソープ嬢にハグするように抱きついてキスをした。
「き、キスぐらいじゃ、ごまかされないからね」
男の手がシャツの上の乳房をつかんで揉んだ。
「ノーブラかよ」
「んっ、べ、別にいいでしょ、んっ!」
男がソープ嬢のほっそりとした首すじをぺろっと舐めると、立っていられなくなってその場で尻をついて座りこんでしまった。


莉緒、源氏名はアンナ。
閉店時間前に客で来た男に時間内でくたくたにされて、でも一発も出されずにおあずけにされた。
「店が終わったら、俺、今夜は駅前の映画館にいるから来なよ」
オールナイト上映の古いポルノ映画館。
中は薄汚れていて、煙草を喫う客や酒を飲んでいびきをかいている客などがまばらにいる。
後ろ側で立ち見をしているのは女装したオカマ。
いわゆるゲイが集まる発展場。

莉緒は眉をしかめながら、中央で腕を組んで背もたれによりかかり眠そうにポルノ映画を見ている男を見つけて隣に座った。

「ここ、なんか臭くない?」
「いちおう映画館だから一本ぐらい観賞してみればいいのに。今は有名な監督の若い頃の作品らしい。ポルノ映画だけど」
「服も髪も臭くなっちゃう。嫌だ、あたし、もう出るからね」
「あー、これからまたやられるシーンなのに」
「もう全部、先まてわかってるなら見なくてよし」


ポルノ映画館を出ると、莉緒は仕事終わってお腹空いたと男を連れてファミレスに行った。
「あそこで泊まる気だったの?」
「アンナが来なければ」
「信じられない、洋服臭くなってない?」
「そうかな」
「それに、あそこで寝てたらゲイの人たちに襲われちゃうよ」
「そ、そうなのか。なんかおしっこに行ったら、やたらトイレでにやにや見つめてくるジジイがいたのは、そういうところだったのか」
「後ろにウィッグつけたオカマさんいたし」
「映画を見てただけなのにな」
「そんなのネットで見れるでしょ?」
「いや、三日前に携帯止まっちゃってさ」
「はぁ? お店に来るお金で払えたでしょ」
「夕方、お店に入るアンナを見かけて、これは行かねばと」
「ここの食事代はあるの?」
「安いやつで、ドリンクバーなしなら……」
急に小声になった男の顔をまじまじと莉緒は見つめて、ため息をついた。
「ハンバーグセット二つ、ドリンクバーつきで」
莉緒は男の分もまとめて注文した。

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