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ふと気がつくと
官能リレー小説 - レイプ

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ふと気がつくと 11

「アナルセックスじゃなきゃ射精できない変態だと思ってあきらめてたときだったから、あのノラネコさんは自分は服も脱がないで、もう一滴も出ないってぐらい射精させられて、オナニーでも射精できるって教えてくれたんだよね。それでね」

優は恋人にノラネコが言ったことを小声で教えた。
「恋人でも見つけろよ、セックスが楽しくなる、ってあの人は言ったんだ」

ノラネコと呼ばれる男と会ったのは十七歳のとき。それっきりノラネコとラブホテルに行ったり、キスもしたこともない。
「もう三年前の別の街の話。あなたが奥さんに内緒で、自分がゲイなのを隠して生きるのはすっごく大変なのはわかるよ。小学生と中学生だったとき隠して生きていたから。これで話は終わり。ね、キスしてくれる?」
「優、好きだよ」
それを聞いて目が潤んだ優を抱き寄せて、香織の夫の遠藤は優しく唇を重ねた。


男の娘の高橋優と遠藤が夜八時すぎまでラブホテルで関係を持ち、夜九時半、遠藤が残業して帰宅したと言うにはちょうどよい時間に帰宅した。
「食事は済ませてきたから」
「そう……」
「風呂に入るよ」
香織はどこか上の空な感じの返事をして、玄関からリビングに戻っていった。
(あれほど激しくあえぎまくるほどやられたなら、疲れてぼんやりしていてもおかしくないか)
風呂で湯につかりながら、遠藤は優のフェラチオを思い出した途端に湯の中で勃起していた。
「あなた」
「な、なんだ?」
「すいません、先に寝ますね」
「ああ、わかった」
香織が浴室の外側でバスタオルや遠藤の下着とパジャマを、遠藤が湯上がりで使えるように用意して離れていった。

香織は夫が帰る前にシャワーを浴びて、汗や体についた男の乾いてしまった精液を洗い流していた。
四時間ほどの間に何回絶頂させられたか、はっきりとわからないほどだった。
まだ下腹の奥がじんわりと熱い気がした。
(やだ、私、思い出しただけで、また)
シャワーのしぶきで香織は股間を洗い流して、ついため息のような息を吐きながら小さなあえぎ声をもらしそうになった。
シャワーの水圧が敏感になったクリトリスを刺激したからだった。
香織はふらふらと浴室から上がると、下着姿でソファーに身を投げ出した。
一時間ほどそのままですごした。
全身が敏感になっているのがおさまるのを待った。


ベットで一人、真っ暗な寝室で香織は、夫が寝室に来るまで起きていられずに眠ってしまった。

香織の夫、遠藤は浴室で自分の勃起したものをしごいて射精してから、風呂上がりにリビングで缶ビールを飲みながら優とLINEでやり取りしていた。
オナニーしたことを報告すると優も遠藤と会う前の日や会ったあとムラムラしてすることがあると返信があって、遠藤はくつろいだ気分を満喫していた。
(優には隠し事はなにもいらない)

こうして仮面夫婦の夜はふけていく。

ソープ嬢の愛人の莉緒が知らない「ノラネコくん」の暇つぶしがある。
莉緒が風俗店で客に作り笑いを浮かべ、客が射精して満足したあと雑談にうなずいているころ、男は会員の用意したラブホテルではなく高級ホテルの一室で三人の若いセレブ女性たちがベットで全裸姿で三人ならんであられもない恍惚の表情でおたがいの体を撫で合ったり、キスをしているのに、ほったらかしで窓の外の夜景を見つめていた。

高級ホテルのロビーにある喫茶スペースは事業に成功した経営者たちが、空いた時間に集まって雑談を楽しんでいる。
ベットの上の三人も、ブランドショップ、エステサロン、旅行代理店の若い女性経営者たちである。
三人は今、男の催眠によって幻覚プレイを堪能しているところだった。
どんなに普段はすました顔でいる女たちでも、ノラネコの催眠の前では、淫らな本性をさらけ出す。

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