秀美の相手をするのは手慣れた援交女からすれば、効率が悪い。一時間で、バイバイというわけにいかないからだ。
レズビアンの秀美を相手にすれば妊娠のリスクは完全にないが、避妊薬が高価ではなく女性なら婦人科のあるクリニックで診察を受け、手軽に手に入れることができる。偽善者の秀美にひっかかるのは、援交に手慣れていない女たちだ。
秀美が手をさしのべて、更正したはずの女たちが秀美には言っていないが風俗店で働いたり、また援交をたまにしていることもある。
風俗店で働く女たちは、貢がせるには良さげに思えるかもしれないが、実際は借金を抱えていたり、裕福な生活をしているわけではないので、貢がせるには適していない。
秀美が避妊薬の副作用を利用して、洗脳して貢がせていると気づいたら、妨害してくるだろう。
こちらとしては収入源を絶たれても困る。
やりたいときにやって、荒稼ぎせずにのんびりと自由に暮らしている生活をじゃまされるのは、おもしろくない。
牝豚援交女に洗脳した女たちも、なんでこんなに他の男たちとのセックスとはちがってすごく気持ちいいかわからないまま、貢いでいる。
秀美からすれば、よくわからないがモテる男なので気持ち悪い相手ではあるだろう。
こちらの秘密を知る前に手なづけておきたいと思っていたところに、木村梨香があらわれ、秀美に隙ができた。
これはチャンスだ。
[sideＤ　Hidemi]
木村梨香が秀美の暮らすマンションの部屋に泊まりに来る日は、秀美は機嫌がいい。
外食して二人はマンションの部屋に戻ると、秀美は梨香の唇を抱きしめて奪う。梨香に酒を飲ませて、ほろ酔いにして。
秀美は酒に強い体質で、かなり飲んでも平気だ。
「ひでみさぁん、あんっ……」
梨香のブラウスのボタンを器用に外しながら、秀美はキスと梨香のおっぱいのふくらみを愛しそうに揉みまわす。
「梨香ちゃん、かわいい」
梨香は小顔で手足も小さく身長も高くない。
演劇のために体をそれなりに引き締めて無駄な贅肉の弛みもない。秀美は梨香をとても美しいとうっとりとしながら愛撫する。
ちゅっ、ちゅぱ、ちゅっ、ちゅっ。
秀美と梨香のキスの音が部屋に響く。
ブラウスの胸元が開いて、梨香の淡いピンクのブラジャーを秀美がめくり上げ、やわらかでむにゅむにゅと弾力のある色白の生おっぱいを、秀美のしなやかで長く細い指先が優しくつかみ揉み続け、鮮やかで淡い色の梨香の乳首をくにくにと転がす。
「あっ、んあぁっ！」
秀美がしゃがんで梨香のさわられてぷっくりとふくらんだ乳首を、ちゅぱちゅぱと吸い口にふくんで舐め転がす。
梨香が腰から力が抜けて、床にぺたりと座りこんでしまうと、秀美は梨香を床に押し倒してまたキスをする。
梨香の手が秀美のノーブラのおっぱいを黒のＴシャツの上から、やんわりと揉むと、秀美の息づかいが少し乱れる。梨香の手を軽くつかんで秀美はシャツの中に誘導する。梨香はおっぱいを揉んだ秀美の愛撫をまねするように、秀美のおっぱいを揉み、指先で乳首にふれる。
秀美は梨香におっぱいをまさぐられながら、梨香の丈の長いスカートをめくり、あらわれたしなやかな生脚を撫でまわす。