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孕ませてやるよ
官能リレー小説 - レイプ

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孕ませてやるよ 14

「今、電話してたのは、この写真家の佐伯秀美って女の人だよ。写真家でモデルをさがしているんだって聞いてたから。君のチケットはこの人が買ってお客さんを連れて来てくれるはずだ」
「写真家さんですか?」
「うん。そのページのねこの写真、なんかいいなと思うんだよね。君のいた公園でその写真を撮ってたときに会ったんだ」
「なんか素敵」
「人も素敵に撮影してくれるよ」
夕暮れの中にカメラをまっすぐ見つめる三毛猫。
「今から、その写真家がここに来る。ねこみたいにきれいな子がいたら撮りたいって言ってたから」
四十分後、佐伯秀美が来た。
「ホームページ、見ました。写真、素敵ですね」
たしかに、うさんくさい男よりかは安心感があるにしても、態度や声があきらかに尊敬してます、という感じなのが、ちょっと気になる。
「ありがとう。嘘でもほめられるとうれしいわ」
佐伯秀美の服装はジーンズにネルシャツ。髪は背中の中ほどまでの黒髪のストレートロング。
顔立ちはキツネ顔ですっきりとした美人だ。モデル体型で胸は小ぶりだが、それもまた似合っている。
「チケットは知り合いに配っておくわ。芸能事務所の人でもかまわないでしょ?」
「え、芸能事務所?」
「芸能事務所の人はスカウトできそうな人をいつも探しているの。でも、有名になる人は一握りなんだけど。まあ、それはおいておいて、梨香さんに相談なんだけど。私の写真のモデルをちょっとやってみない?」
「モデルですか?」
「アルバイト代は出すわ。もし今、どこかの芸能事務所と契約する話がなければだけど」
「秀美、この梨香ちゃん、そんなにすごいの?」
「感謝するわ、そこらのグラビアアイドルなんか、この子とくらべたらゴミよ」
ずばっと言い切るところは秀美らしい。
「公演はちゃんと見させてもらうわ。梨香さんは、学生さんなの?」
大学の演劇サークルから小さな劇団にスカウトされて、今回が初めて主演ではないが役がもらえたことや、子供の頃に劇団四季の公演を親と見て役者に憧れていることなどを秀美に話していた。
そんな話はさっきまでしてなかったのに。
秀美が来るまでは、アルバイトはファミレスでウエイトレスをしているという話をしていた。
「子供のころからの夢があるっていいわね」
二人の会話が始まった気配なので、そっと退散するつもりで立ち上がった。
すると秀美が「あら、どこ行くの?」と話を中断する。
「ちょっとトイレに」
「あっ、そ。いってらっしゃい」
遠回しに「逃げたら許さないから」と言われたようなものだ。

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