悪堕ち魔法少女は犯し更生させるべし! 12
だが、ワイヤーを引っ張りあっても痛みの悲鳴でなく、どんどんとそれは嬌声に変わっていく。
腰は前後に振られ、引っ張り方も甘く・・・
まるでお互いを感じさせあっているようでもあった。
「ダメッ!、もうこんなのっダメェッ!!・・・」
「腰がっ!、腰がっ止まらないのっっ!!・・・」
「ひぃんっ!、こんなのでっ!、イキたくないっっ!!・・・」
「ああんっ!、ダメッ!、ダメッ!、イクゥッッ!」
「ヤダッ!、もうヤダッ!、イッちゃうぅっ!、イッちゃうっのぉぉっっ!!」
罵る事すら忘れる2人・・・
そして、とうとう2人共絶叫して達してしまったのだ。
ジョロジョロと漏れる小水。
ぶらんと手はぶら下がり、やや乳を引っ張る。
呆けた顔で達した2人は、どうやら意識を手放したようであった。
「さて・・・」
それを無表情で見ていた淫鬼が言う。
「第二段階の準備だ」
・・・アルティシアが気づいて最初に見たのは白い天井だった。
どうやらベッドに寝かされてるのは分かり、布団が掛けられてるのは理解できた。
服らしきものを着せられてる気もするが、腕の部分が胸の辺りで交差されたまま動かせない。
どうやら拘束衣が着せられてる気がした。
それも相まってか、気だるさを感じる。
そして言いようのない孤独感・・・
国から逃げ出した時感じたあの孤独感と同じような気がして、寒くないのに身震いしてしまった。
アルティシアは満里奈の名前を口にしかけて止めた。
親友だった少女と憎しみをぶつけ罵りあった記憶が蘇り、怒りと後悔が相混ざって押し寄せてくる。
そして孤独感が更に増して、普段気丈な彼女も泣きたくなってきたのだった。
そんな時、ドアが開いて人が入ってくる。
それは美緒と宏太だったが、人が入ってきた事にホッとした自分がいることに苛立ってしまった。
「何の用?・・・わざわざ拘束までして陵辱しにきたのかしら?」
苛立ちをぶつけるように2人に言うが、2人はさして気にする様子も無くアルティシアに近づいてくる。
その態度に更に苛つくが、顔だけは平静を装う。
そして美緒が何も言わず布団を剥ぎ、宏太は服を脱ぐ。
陵辱されるのは考えられる事だったし、下腹部は鈍く疼いている。
だが、彼女を捉えた悪の幹部に処女を捧げ忠誠まで誓った身だ。
そうやすやすと青二才に堕とされる程、性経験は少ない訳じゃない。
「好きになさい・・・簡単に堕ちる程ヤワでないですわよ」
挑発するような視線に美緒と宏太は互いに顔を見合わせた後、馬鹿にするように吹き出す。
これには普段からポーカーフェイスを訓練されてきたアルティシアも真っ赤になったのだ。
「馬鹿にしないでっ!!」
「バカじゃん、一回堕とされたのにね」
真っ赤になって怒るアルティシアに、思い切り馬鹿にした美緒。
そして宏太はベッドに乗ると、アルテイシアの下腹部をむき出しにして男根を股に当てる。
いよいよ来ると身構えたアルティシアだったが、宏太は割れ目に男根をこすり付けるだけで入れようとしない。
「んっ、あっ、何をっ・・・」
既に男を受け入れ快楽を知っている身体。
しかも媚薬で疼いてるが故に、この微妙な刺激は焦れてしまう。
間近に感じるオスの匂いと息遣いも、アルティシアを更に焦らしていく。
ちゃんと入れて欲しい・・・
そう口にしかけたが、それを待っているように小馬鹿にした美緒の顔を見ると言えなくなってしまう。
割れ目をこすられるだけ、しかも男根で・・・
達する事ができないだけに焦れて悶えてしまう。
「美緒、出そうだよ」
「?!!」
宏太の切羽詰まった声にアルティシアは声が出そうになる。
拷問のような弱い快楽がこれで終わる・・・
挿入されて達してどうにかなれる・・・
救いの目で見そうになるのを抑えながらも、顔からは期待感が溢れ出そうだった。
だが、アルティシアの願いは美緒によって打ち砕かれた。
「出すなら、美緒のオ○ンコでね♪」
「うん、そうするよ」
宏太がアルティシアから離れる。
アルティシアの口から悲痛な吐息が漏れる。
そして、彼女の真横で壁に手を付いて尻を丸出しにした美緒を宏太がバックから突く。
「ああんっ、宏太のオチ○コっ、いいよぉ・・・」
「美緒のエロマ○コ、いつも以上にエロくチ○ポに絡んでくるよっ」
卑猥な水音を響かせながら2人は交わる。
耳が塞げないアルティシアはギュッと目を瞑ってそっぽを向くぐらいしかできない。
これは陵辱されるより辛い。
強く閉じた目蓋から涙がこぼれてしまったぐらいだ。
アルティシアを高ぶらせるだけ高ぶらせた2人は、勝手にセックスを楽しんでから出ていく。
だがそれは終わりではなく、その後アルティシアの身体が鎮まる頃に現れては同じ事を繰り返したのだった。
そして、美緒達が部屋に入ること十数回。
アルティシアは完全に憔悴していた。
拘束衣で自慰すらできず、身体は高ぶらされるだけ・・・
美緒達が入ってきた時にはすすり泣いていた。
「・・・お願い・・・もう・・・ゆるしてぇ・・・」
悪の象徴のタトゥは薄くなっていた。
だが、まだ消えた訳でない。
しかし、彼女がもう善堕ちする寸前なのは2人でも見たら分かるぐらい追い詰められていた。
美緒はそんなアルティシアを一瞥し、部屋に置かれていたテレビを初めて点ける。
電源が入り映し出される映像・・・