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新・借金取りの息子
官能リレー小説 - レイプ

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新・借金取りの息子 10

その夜、ナースの由依に結果報告の電話をする。
「例の男の件ですが。もう大丈夫ですよ。」
「え!本当ですか?でも、すごいですね。私より年下なのにあの人を説得してしまうなんて。」
「話せばわかる人でしたよ。じゃあ、お礼はわかってますね?」
「ええ。なるべく早くあなたに会いたいです。」
「おかしな人だ。借金取りの俺に会いたがるなんて。」
「そうですか?」
「じゃあ後日改めて会いましょう。」
「あの、もっとお話ししたいです。」
「俺も忙しいので。お話はまた今度。」
「そうですか。それじゃあ。」
由依は名残惜しそうに電話を切る。
翌日、片桐美穂が待ち合わせの公園にやってきた。
「あら?ずいぶんお若い金貸し屋さんね。高校生?」
「はい。三島シンジです。社長の仕事を手伝っているんです。俺が子供だからって甘く見ない方がいいですよ。」
「ええ。分かってるわ。」
「それじゃあ、さっそく美穂さんの家に行きましょうか。」
詩織と同じように美穂と手をつないで歩きだす。
「こうして手をつないで歩いていると、他人からは親子に見られるのかしら?」



「さあ、それに…あまり解らないですね、そういう感覚は…」

シンジはしまった、という顔を浮かべるが、まあこんな商売をしているからには何となく美穂も事情は解るのだろう、表情を変えて、美穂はやや強めに手を握り返した。 

「なら今日は私がママになってあげてもいいわよ?…ふふ、義理のママかしら?それとも…シンジ君とか、呼んだ方がいい?」

「いえ、別に…あんまり子供扱いされるのは…」

そう言いかけたシンジの体を抱きしめ、美穂は耳元に囁きかけた。 

「ナメられたくないならそういう発言はしないこと、だってすごく可愛く見えちゃうんだもの…こんなこといったら、メチャクチャにされちゃうかしら?シンジ君…」

「〜〜〜っっっ!?!!は、早く行きますよっ!!」

シンジはいつもと違う美保の感覚に背筋にぞわりとした何かを感じ、そして頬を真っ赤にして…美穂に笑われながらも背を向け歩き出した。 
美穂はなかなかに強敵かもしれないが…それでもこれから抱かれてしまうのには変わりない、強気にいられるのもこれまでだ…多分、いや絶対に。


シンジはそう考えて頬をぺちぺちと叩くが、美穂からすればシンジのそれは、より自分を手込めにせんとする少年のいじらしい可愛らしさに思えていた。 

ーーーーーーーーー 
シンジの母親は、シンジが子供の頃に事故で亡くなっている、買い物に行く途中にトラックに跳ねられたらしい。

まだ物心がついたかつかないか、それくらいの頃だったためか、幸いシンジはあまりそれを悲しむこともなく、しかし心のどこかでは…一緒に添い寝をしてくれた姿や、遊んでくれた母の姿が、まるで消えない幻影のように残っていた。 


もちろん父1人では子育ては大変なため、祖母も面倒を見てくれたし、ベビーシッターや家政婦も家にはいたため寂しいと思ったことはないし、母親代わりの祖母は未だにシンジを甘やかしているような状態ではあるから、母性を理解できない、という事はない…ハズだ。

「付いたわ、ようこそ我が家へ…ふふ、部屋で検査をしてから…一週間メイドとして避暑地に泊まり込むこと、なんて素敵ね…とりあえず脱げばいいのかしら?」

「はい…言わば貴女の体は担保みたいなものですからね?それに…仕事にお困りなら、ウチの会社で貴女を雇うことも考えていますから…」

シンジは平静を装うが…それでもやはり、美穂からは、今までカタにハメた女性達にはない母性、というものを感じている。

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