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RPG(レイププレイングゲーム)
官能リレー小説 - レイプ

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RPG(レイププレイングゲーム) 6

「これで、僕も儲かるよ」
病院跡を同席していた少年が、工事現場で使うブルーシートを床に敷いて、キャンプ用品のランプ型ライトをぶら下げたりして撮影準備をしておいてくれた。
山口にレイパーに競馬のように参加者が金を賭けていることを少年は話した。
「俺に賭けてたわけだ。ここにいたなら人妻を押さえつけるのも手伝ってもらえばよかった」
「それはダメだよ、チーム登録していないから単独じゃないと」
「賞金が入ったら俺ものせてくれよ」
「うん、いいよ」
山口は安アパートの自分の部屋を教えた。
人妻が解放され夜道を朝までふらふらと歩いている頃、山口は少年を宵待駅まて送った。
病院跡には山口の供述通りに少年がレイパーが使えるように準備した物が置かれていた。
(ここで何人の女性がレイプされたのかしら)
綾は現場検証に同行して、薄暗い病院跡の廃墟から出てきてため息をついた。
山口は少年がスマホでレイプゲームのレイパーを選んで賭けているのを見ている。
「そのサイト教えてくれよ」
「パスワードが厳重て七つもある。案内人に教えて登録してもらわないと賭けられないよ。でも、僕にお金をあずけてくれたら、当たれば払うよ」
「当たったか、わからないじゃねぇか」
少年は動画サイトで確認できると山口に話した。山口は試しに五万円を少年に渡した。
それを数回繰り返すうちに五十万の現金になった。それを持ち山口は遠出して高級ソープ嬢のサービスを受けて帰ってきた。
案内人や少年とは、その後山口は会っていない。少年は名前を言わず、携帯電話の番号も「携帯は飽きると買い換えるから、番号も変えちゃうからね」と言ったそうだ。
(内偵を警戒したのかな、だとすると警察の捜査情報が漏洩している?)
人妻連続レイプ事件は、特に目立つ報道はされなかった。最初の発見され保護された事件以外は真由美が認めず、口を閉ざしたからだ。
山口は保釈金を払わず、国選弁護人をつけて裁判を受けることになった。
手がかりが途絶えてしまった。
山口のいいなりになったことを夫が知ったら離婚されるのを、真由美がこわかった。
「あとは公安に任せろ、綾。山口から押収した携帯電話やノートパソコンをこちらの捜査員に渡せ」
警視総監の父親は山口隆の事件で綾が動いていることを把握していた。山口隆は余財ありということで本庁に移送された。
レイプゲームにレイパーとして参加したことで婦女暴行だけではなく、麻薬密売容疑などの余罪がついた。山口の所持していたノートパソコンに麻薬の顧客リストが入っていたからだ。
「山口はマトリがもらっていくわ」
「北河舞、なんでここに?」
レイプ事件のあと休職していた北河舞が綾の前に現れた。
「レイプゲームと麻薬密売組織はつながりがある。そうでなければ、山口の所持していたノートパソコンにジャンキーリストが残っているはずないわ」
レイプゲームと麻薬密売。
謎の「案内人」と参加者たちの情報は調書にはしていない。北河舞にそれを綾は話さなかった。

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