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RPG(レイププレイングゲーム)
官能リレー小説 - レイプ

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RPG(レイププレイングゲーム) 1

参加者はレイプするレイパーに金を賭ける。ターゲットは全国の有名SNS使用者から選択される。
これは情報漏洩されていることに気づいていない人をターゲットにした悪質な事件である。
レイパーはターゲットをレイプした証拠を撮影して、海外のサーバーを経由して動画がサイトにアップされるように送信する。スマホを使うレイパーや改造デジタルカメラで撮影するレイパーもいる。
条件は必ず中出しする。ターゲットにピースサインをさせるなど条件が決められている。
参加者の賭けた金額の総額の90%が賞金と配当金に分配される。ターゲットの賞金が上がるとレイパーは期限内にターゲットを他のレイパーより先にレイプすることで、指定口座に賞金が振り込まれる。
賞金が高くなると集団輪姦する連中も出てくるが、そのときはチームとして申請が必要で、達成条件が個人より厳しくなる。
ターゲットが婦警や芸能人などの場合は賞金は高いが、逮捕される可能性は高くハイリスクである。
霧谷綾は午後二時、西宵待警察署の自分のデスクの上で開いたノートパソコンから「凌辱」とタイトルのつけられた動画サイトに早朝のアップされたnewとマークがついた動画を見ていた。
宵待市で起きたレイプ事件の被害者が動画を撮影されて公開されていた。警察にレイプ被害を届け出てきた被害者ではなく、人がいない廃屋の病院跡でレイプされた被害者が帰宅するために歩いているのを、犬の散歩をしていた元警察官の老人が見つけて通報して保護した。
その被害者がレイプされている動画である。
(被害者には見せられないわね)
レイプ被害者が、警察に被害届を全員出すわけではない。近所に知られたくない、金品を奪われたわけではないから、などと訴え出ずに隠すことのほうが多いことは警察では常識である。
綾は絶句した。
(またゲームが始まったっていうの?)
当時、まだ高校二年だった霧谷綾もゲームのターゲットにされた被害者である。
霧谷綾の父は本庁のエリートであり、一人娘がレイプ被害にあったことを知ると犯人逮捕に全力で取り組んだ。さらに妻と娘を地方都市の宥待市に引っ越しさせて娘が風評被害に傷つかないように気づかった。
綾は犯人が片手にハンディカメラを持ちハメ撮りをして、膣内射精したあと指を入れて精液をかき出してから、拘束を解いて立ち去ったのを、今でも夢でみて泣きながら目をさますことがある。
綾は警察官となり、本人の希望で捜査一課12係の女課長となった。猟奇犯専門捜査チーム。しかし、捜査チームからレイプ事件の刑事被告人を出したことで、チームは解散した。
被告人の自供は公安によって極秘情報とされた。その刑事が麻薬捜査課の婦警をレイプした理由は、ゲームの賞金目当ての犯行だったからである。
ゲーム被害者のレイプ動画の中に、高校生だった綾が純潔を奪われ泣き叫ぶ姿が残っていた。
警察は違法動画サイトを運営していた外国人を捕らえて、サイトを閉鎖した。
綾をレイプした犯人は後日、麻薬常習者の芸能人女性の部屋で腹部を包丁で刺されて遺体で発見された。犯人を刺した芸能人は完全なジャンキーだった。
元部下の刑事が綾に話したいことがあると言い、府中刑務所で面会して「凌辱」という動画サイトで綾の動画を見たことがあること、押収した刑事のパソコンにはそのサイトが保存されていることを話したのは、つい三日前である。
「警視総監の一人娘がレイプゲームのターゲットにされていたことを知ってるのは、当時の関係者と僕だけでしょう。僕は婦女暴行以外にも麻薬所持など身におぼえのない余罪をかぶせられましたよ」
綾は面会室で手のひらにじんわりと汗をかいた。透明なプラスティックの仕切り板の向こうで、元刑事で綾の恋人だった安藤優也が苦笑していた。
なぜ自分を裏切るような犯罪に手を出したのか。綾の同僚の麻薬捜査課の婦警、北河舞をレイプしたのか。聞きたいことは個人的にはかなりある。
綾は目を閉じ深呼吸すると、警察官としての自分の役割を演じるように、動揺を隠した。
レイプ事件から綾はそうやって生きてきた。

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