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RPG(レイププレイングゲーム)
官能リレー小説 - レイプ

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RPG(レイププレイングゲーム) 39

監督のコンセプトは実際に演技を越えて女優がオーガズムを感じた姿を撮影するというもので、顔射は感じないだろうと監督は言う。
「相手の望むことを、嫌なことでも受け入れた時の達成感みたいのもあるとは思うんです。おしりより、ぺニスのほうが感じるし」
「もうAVらしいAVは生まれる前から撮影されてる。見てるほうも、またかって思う。だけど、リアルな表情や感情は伝わると思う。僕はそれを信じてる」
「疑似ばっかりでも?」
「そう。あとは昔のポルノ映画とか、あれは疑似だけど女優の演技力がすごい映画とかある。嫌なことでも、好きな人のためなら喜んでするって演技ができるかな、僕にはできない!」
「やってあげるわ」
リツコは、監督にニッコリと笑って言った。ポルノ映画館で上映されていた映画をリツコはおぼえている。
どんな風に目を動かすのか、指先はどうか、体を激しく使うことで汗ばむ肌まではっきりと。
監督は今のAVで昔のポルノ映画を越えようとしているのだとわかった。
監督とリツコは日活のポルノ映画の話をしているうちに、作品の時代背景は現代ではない戦時中とかにしようということにまとまった。
モザイクをかけるならシーメール物ではなく、いっそう女優として膣で性行為しているように、玉袋に前バリをして、一人二役を演じわける。

心臓が悪いので兵役を逃れた庄屋の息子がいる。
非国民と陰口を言われて苦しむ。
この男には腹違いの双子の姉と弟がいる。
この二人は引き取られ離れの倉で暮らしている。男のことを弟はゲイで愛している。だが、男は姉のほうを愛している。
姉は子供のまま心の成長が止まっているので、男を「おとうさん」と呼ぶ。無垢の存在。
腹違いの妹にあたるが、男に犯される。
犯された姉は復讐するために弟に化粧をさせ、自分の着物を着させる。
男が姉だと思い込み弟としているとき、姉が背後から男の首を着物の帯紐で締めようとする。
発作で気絶する男と姉の様子に怯える弟を残して、姉は笑いながら倉から出ていく。
気絶した男を弟が助けてしまう。
男は弟に縛られ犯される。

「できた。どうかな?」
リツコが目をさますと、徹夜で書き上げた監督が自信満々でシナリオを手渡す。
「姉は犯されたあと死んでいて、そのあとは姉のふりをしているほうがいいわ」
「そうか。うん、わかった」
「弟は犯しに再び来た男を拒む」
「で、そのとき発作で倒れるわけか」
「監督、ちゃんと発作の演技できますか?」
「がんばる」
リツコは監督にキスをした。
撮影の現場は埼玉県の農家の古い倉をレンタル料を払いかりることになった。スタッフの親戚の農家である。
衣装は質屋の卸売りの安い着物を、監督は自前の白い長袖ワイシャツを腕まくりして、スラックスを使う。
二日目はパッケージの表紙の撮影と演技の打ち合わせで文化祭の出し物で劇をするのりで練習した。
撮影のカメラマンはカメラアングルなど監督の指示でビデオカメラで試し撮りを繰り返した。
撮影当日はあいにくの雨だった。
だが、雨が降るとムラムラする男という設定で、午前中から夜のクライマックスまで休憩はあまり取らずに、一日で全てを撮影した。

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