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RPG(レイププレイングゲーム)
官能リレー小説 - レイプ

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RPG(レイププレイングゲーム) 37

飲食店でアルバイトするより手取りの収入が良い月もあれば、まったく少ない月もある。
彼は三年間、ウリセンのボーイとして働いた。
店には女たちも買いに来る。
八千円だけ払えば、あとは店で買わなくても携帯電話の番号を交換して女たちは帰る。
ロングで金を払う女はいない。
ゲイの相手をしているがゲイではなく、店のオーナーから金を借りて働いている男子たちは、女たちから金を貢がせるようになったら本当のホストになって店を辞めていく。
彼は男でも女でも客と寝る時は、非常に割りきって働いていた。後ろめたさや暗さはない。いじめられていて、誰にも言えずにオモチャとして使われていた頃より開き直りのような気持ちが強くなっていた。
体で稼いだ金で何をしようが誰にも非難されたり貶されるおぼえはない。
彼はロングで買って遊んでいく客を優先した。二十歳そこそこの他の男の子たちはロングより、ショートの客を、貢いでくれる女たちを優先する。
やがて客の自称プロデューサーという勝俣という男と沖縄に泊まりで旅行に行くようになった。
勝俣はゲイだが、正確にはシーメールの女装したゲイが好きな男で、彼によく女装をさせた。
彼自身もそれにはまった。
三年で店を辞めたのは、勝俣と店のオーナーで話し合いがされ、彼はAV制作会社に勤めることになったからである。
勝俣に惚れていたわけではなく、利用してやるつもりしかなかった。彼はシーメールの男優としてAV女優と一緒に仕事をした。
ホルモン注射と豊胸手術は勝俣が費用をまとめて出して、彼は肉体改造を受け入れた。
AV女優の中には芸能界に入るための段階だと信じこまされて働かされている女優たちがいた。
彼からすれば「頭が悪すぎる」と思うだけの女たちで月給二十万ほどで出演させられている女優もいた。勝俣のプロダクションはわりあい良心的だったのか、彼に思い入れがあるのか、単体一本につき百万ほど事務所に入ることや、売れっ子になれば一年ほどで億に届くほどの金を稼げることを教えられていた。
AV女優の寿命は半年から一年。
あとは単体ではなく、他の女優とのジョイントや、SMプレイ、スカトロなど女優の負担が大きくなるのと反比例してギャラは下がっていく。
勝俣の事務所に彼を紹介した店長は、紹介料として多額の金を受け取っていた。単体、つまりその女優一人で作品を撮れる期間は短いが、紹介料を払っても事務所はそれ以上に稼げる。
月に1タイトルか2タイトルを販売する。単体のAV女優なら月に百万は最低でもギャラでもらえる。
それを「タレントか女優になりたいんだろう?」と月に二十万で働かされているわけだ。
彼はいずれやめる気で、芸能界などまったく興味はなく、割りきって荒稼ぎしてやるとしか考えていない。肉体改造の費用がほしかった。
今まで生きてきた姿を一つずつ捨てるたびに、彼は別の人間になっていくような爽快感があった。
勝俣は疑似でもいいと言っていたが、彼はアナルセックスもこなした。フェラチオには疑似はない。一日に何本も口に含み、あごが疲れてしまう。
撮影で本気で女優にオーガズムを感じさせるのをポリシーにしている監督と彼は仕事をした。
「僕はシーメールの女優と仕事するのは初めてなんだけど、よろしく」
彼は適当に喘ぎ、音を立てフェラチオをして、他の女優の恥丘の前バリにぺニスをなすりつけ、アナルを汁男優に犯され、感じたふりをしていた。
撮影された監督の作品が、発売前に事務所の勝俣の目にふれた。勝俣はそれまでの作品も必ず目を通していた。
「俺がお前の一番のファンだ」と勝俣よくベットで言っていた。
その勝俣の嫉妬していた。
「お前は奴に奪われた」
勝俣は彼に、首輪をつけて部屋に監禁した。
監督は三日間の撮影期間を与えられ、そのうち一日を彼とのデートに使った。
「君は本当に同じ男性とは思えないな。完璧だ。でも完璧すぎて人間じゃなく、サイボーグとかみたいな気がしてくる」

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