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RPG(レイププレイングゲーム)
官能リレー小説 - レイプ

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RPG(レイププレイングゲーム) 36

混ぜもの含みのシャブの強烈な効果は三時間もすると失われてしまう。
清河恭子の飲まされた睡眠薬の効果とシャブの効果は、効果を打ち消し合う。眠気が消え、全身が敏感になる。
いわゆるキマッた状態になる。
短時間での絶頂の連続が終わり、甘い余韻だけになる頃、清河恭子はリツコに興味を持った。
野沢にも面会を申し込み、これは野沢が暗殺者が来るとひどい被害妄想があるために拒否された。
しかし、遠藤から岡崎理恵の話を聞き出し、釈放されたあとで取材を申し入れたのである。
岡崎理恵からゲイバーのオーナーのリツコを紹介された。
岡崎理恵は、リツコに清河恭子を売った。それはしつこく身辺を恭子に探られては困るのと、リツコに脅させて黙らせるためである。
岡野理恵とリツコは、同じ高校の先輩、後輩にあたる。
リツコの童貞を奪ったのは理恵だ。
リツコこと、若林英一は高校で放課後、理恵のオモチャにされていた。
しまいには、肛門を犯されながら射精するのを理恵に見られた。
リツコは、女性に対する憧れと憎悪の間で歪んでしまった。
理恵が卒業して都内の短大に進学するとしばらくは飽きたのか、放置されていたがリツコは高校卒業後、家出してゲイとしてウリセンになった。
当時は池袋にポルノ映画館があり、そこがハッテン場だった。
昼間の映画館で日活のポルノ映画が流れている中で、隣に座ったゲイの中年男性がリツコの性器をまさぐる。
映画館なのに中は喫煙者の吐き出す煙が立ち込めていて、何人かの客たちがいるが、目をこらすと女装したゲイがフェラチオをしていたり、映画館の後ろの物陰で肛門を犯されていた。
映画が一本終わると観客たちはそそくさと狭いロビーに出ていく。照明がついて明るくなるからだ。トイレの中でやらせてくれと交渉していたりする者たちもいる。
映画は三本立て。それも深夜も上映している。たまにゲイではないノンケの始発待ちの男性があわてて映画館から逃げていく。
終電間際で池袋にやってきて、ゲイ仲間と一夜をすごして、始発で帰る。
「地元だとハッテン場はないし、知り合いにバレたくないからな」
彼と安い和風のラブホテルに泊まった男が、腕枕をしてくれて話していた。
ここなら自分を隠さなくていい。
リツコはある飲食店でバイトしながら、池袋周辺の家賃の安い部屋に暮らした。
飲食店の店長はポルノ映画館で出会った。雇われ店長で、たまに酒をおごってくれた。
その店長がガンで入院し、復帰するまで店を任されていたがある日、店が荒らされていて釣銭が奪われていた。売り上げ金は被害はなかった。
内部事情に詳しい者の犯行と警察では判断した。彼が偽名を使い働いていることがわかり、まだ十九歳なために実家に連絡された。
彼は逃げた。
店長の訃報は新宿のウリセンが集まる公園で聞いた。夜の公園で彼は泣いた。
再び彼は偽名を使い「ホスト一日二万円以上」という求人広告のビラに書かれた店に面接に行った。
手持ちの金は六千円しかない。
金に困った男子やローンであっぷあっぷの男子がビラを見て集まってくる。
面接はルックス重視で行われ、採用されると一週間ほど常連客の挨拶に連れ回される。
今日も知らない男たちに「これからもよろしくお願いします」と誰かに連れられ店の挨拶回りだと思っていると店から近いラブホテルに連れていかれる。これも店のオーナーの経営するラブホテルなのだが、ソープランドと一緒で研修みたいなものが行われる。
ソープランドでも総額七万や八万を客から取るような店だと半額程度がバックされる。
「ウリセン」の店はショートで二時間八千円、夜十時から翌日までのロングの宿泊で二万円。

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