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RPG(レイププレイングゲーム)
官能リレー小説 - レイプ

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RPG(レイププレイングゲーム) 34

援助交際していて保険に加入していたら、五回助けてもらうと十万円を由香に渡すことになっていた。由香は流生に金はそっくり渡すことになっていたのだと流生は村木に話した。
「由香はそれをして何の得がある?」
「村木さんがヤクザに援助交際グループを明け渡すのと同じだよ。そうしないとヤバイと判断したんだ」
(由香は流生に弱みでも握られているのか?)
村木はそう考えたが、わからない。
「お前、何をしてるんだ?」
「村木さんだってルールを決めて従わない連中は力ずくで従わせたことがあるでしょう。それと変わらないと思うよ」
都内でチーマーと呼ばれていた連中で鬼狼の村木大介と聞いて、知らない者は力のないチームにいた者だけで、それなりに力のあるチームにいた者たちなら誰でも知っている。
「お前は俺に何をさせたいんだ?」
村木大介は単刀直入に聞いた。
「村木さんがやりたいと思うことが見つかればやればいいよ。他人に指図されるなんて俺も嫌だし、村木さんだってそうでしょう?」
(それで生きていけるなら、苦労しない)
村木が胸の中でつぶやく。
「用件がないなら呼び出すなよ」
「一緒に行かない?」
ネットの記事を書いたルポライターと流生が待ち合わせをしている。
それに同行させるために流生が呼んだ。ネット記事で売春組織について岡野理恵が漏らした情報を消す方法はないが、うやむやにすることはまだできる。

清河恭子は待ち合わせに指定された店に来て、会員制の店だとわかった。
開店直後のゲイバー。
売春組織で働いていた子から、この店の店長を紹介された。
見た目では男性に見えない。整形手術とホルモン注射、それに化粧。
「リツコです。店内の撮影は禁止。お客様に迷惑になりますから」
恭子はうなずいてカウンター席に座る。
カクテルでもいかがと言われ、オレンジジュースを恭子は頼んだ。
カウンターの裏側に盗聴器。
村木と流生はスマホで音楽を聴くふりをしながらイヤホンをつけて店の隅のテーブルで会話を傍受している。
取材を受けているのはゲイバーの店長リツコ。整形費用、開店資金などを流生から借りている。現在、返済中。
オレンジジュースに睡眠薬が入れられていることに清河恭子は気づいていない。
リツコから性体験の話を取材前の雑談で聞いているうちに恭子の意識が朦朧としてきて、トイレで吐いたが手遅れだった。
「体調が悪いので後日また……」と恭子は言って店を出ようとして足元がふらつき床で座り込んでしまい立ち上がれない。
「すいませんね、お客様」
リツコが流し目をつくり村木に言った。
村木は何も返事をしなかった。
恭子は店の奥にある物置部屋に運ばれた。
リツコは豊胸手術をしている。あと骨格や声帯をいじっている。全身、股間以外は女性そのものであるシーメールで、店のことはボーイに任せて、物置部屋にリツコと恭子は二人っきりにされた。
「あれ、村木さん戻ってきたの?」
「流生、オカマに犯させるのかよ」
「あのルポライターが自分がレイプされたら、それを記事にするか、賭けない?」
「口止めか、デタラメの噂を山ほど握らせてうやむやにするんじゃなかったのか?」
村木はそう言いながら、確かに興味はある。
他人のことをあれこれ記事にして公開してる記者が自分がレイプされたらどうするのか、それもオカマに。
「何を賭けるんだ?」
「村木さんが欲しがっている援交してる子と、それを買った顧客リスト」
「お前を殴って奪ってもいいんだぜ」
「こわいなぁ、でも俺を殴ってもリストは手に入らないよ。由香が持ってるから」
流生の言うことを鵜呑みにはできない。
「お前はどっちに賭けるんだ?」
「書かないと思うよ」
「賭けにならねぇよ、それじゃ」
村木は煙草をくわえた。

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