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RPG(レイププレイングゲーム)
官能リレー小説 - レイプ

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RPG(レイププレイングゲーム) 32

五人がそれを聞いて目を輝かせた。
「これなら縛る意味がなかったな。ニッパーで結束を切ってやれよ」
五人のうち一人が「すげぇ、何をしたんすか?」と遠藤に聞いてきた。
「シャブをオマンコに入れてやったんだ」
遠藤が注射器をベットに置いて、岡野理恵の携帯電話で撮影しながら言った。
結束バンドやニッパーは五人のバイト先から拝借してきた。もう必要なかった。
パチリ、パチリとプラスチックのバントが切られた。指や腕に赤い痕が残っている。シャブ入れられて無意識に悶えたときについたものだ。
五人のアルバイトは廃品回収してきた業者がトラックで運んでくる山のようなゴミから、金になる金属を機械部品を見つけてから、金属部分を取り外して仕分けるというものだ。
丸一日、朝から日が暮れるまでやって日給六千円のアルバイトの現場から、仕分けが終ったものを再び積んだトラックが出ていく。
人があまり来ない山や海にゴミを不法投棄していたその業者が摘発された時には、すでに五人は裁かれたあとであった。
大学を単位を落として留年したり、予備校に行かなくなってアルバイトをしていた五人だった。
援助交際の女子高生たちのボディーガードをして不埒な客から脅し取った金を分けてもらうほうが、きついアルバイトより儲かるとわかってからは、五人は夜はカラオケBOXにいる。昼間は適当にぶらぶらしたり、空き家を勝手に使って住み着いていた。
シャブや注射器を見て五人は興奮した。
実物を見るのは初めてだったのだ。
「苦いって本当っすか」
「苦いし渋みがあるぞ、舐めてみるか?」
「マズッ!」
舐めさせてもらった奴が言うと、野沢のイビキと男たちの笑い声を盗聴器がひろう。
(シャブですって?)
傍受していた北河舞の顔色が変わる。
宵待市の暴力団はシャブの取引を放棄することを条件に潰されるのを免れた。さらに警察に外国人グループを摘発してもらうことで結果的に保護された。
売人どもはどうやってシャブを手に入れたか、これは聞き出さなければならない、とイヤホンを外した。
「行きましょう!」
野沢は眠ったまま、岡野理恵は全裸で騎乗位でセックスしている真っ最中に北河舞と捜査員たちに部屋に踏み込まれた。
理恵が現行犯逮捕され、働いていたキャバクラ店の店長も「知ってることは全て話して」と事情聴取された。
美琴は勾留中の遠藤に面会に行ったので事情聴取されたが「バタフライに来ていたお客さんで、彼氏です」といい、任意で尿検査までした。薬物反応はなく美琴は逮捕されなかった。
公判も傍聴しに行った。遠藤の母親は泣いていて、身元引受人は遠藤の姉。
私選弁護人は雇えず、また遠藤は保釈も希望しなかった。
遠藤は初犯だったが、執行猶予はつかなかった。
それは別の県で別の脱法ハーブを吸引していた若者が、自動車で五人を轢いた事件などもあり、見せしめの意味も強い判決となったのである。
岡野理恵は自分は使われただけと主張して、執行猶予で刑務所に行かずに出てきた。
そのあと待っていたのは、レイプゲームの生贄としてレイプされネットで痴態をさらされることになったのだった。
逮捕され、禁断症状で野沢は「俺は時計仕掛けのオレンジだ。皮をむかないでくれよ、頼むよ」と証言していたが、精神鑑定などは行われなかった。
遠藤の「知らない男からドラックは盗んだ」という証言を、霧谷綾は見逃さない。
(レイプゲームとドラックに同じ人物が関与しているのはわかった。けど、何で二人にシャブを渡したのか……わからない)
カラオケBOXは野沢と遠藤が逮捕されて、常連のガキどもが寄りつかなくなった。
大塚流生と村木大介と金井由香。
三人はあるネットニュースの記事をカラオケBOXで見ていた。
週刊誌や、テレビのワイドショー番組では「薬物汚染の恐怖ーー脱法ドラックの闇」など、薬物依存を治療する団体への取材と、薬物依存者だった過去を持つ人たちの体験談などがしきりに取り上げられていた。

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