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RPG(レイププレイングゲーム)
官能リレー小説 - レイプ

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RPG(レイププレイングゲーム) 31

レイプゲームのターゲットを確認する手段、動画サイトを失っているので岡野理恵がターゲットか確認できない。
盗聴器からの音声を傍受しているのを聞いていた北河舞は、岡野理恵がドラックを所持しているらしいことも気にしていた。
(彼らがゲームのレイパーなのか、売人どうしの仲間割れなのか今、踏み込んだらうやむやになりかねないわ)
霧谷綾や北河舞が現場の捜査に関与しているのは、所轄の捜査員たちでは手がかりを台無しにしてしまうと判断しているからだ。
覚醒剤や合成麻薬の使用者は、何らかの妄想に蝕まれて、落ち着きを失う。
『被害妄想』
『嫉妬妄想』
『疑心暗鬼』
野沢が部屋のカーテンを閉めさせたのは内偵捜査中の調査員に嫌がらせをするためではない。
野沢の場合は『被害妄想』で誰かに監視されていて、ゴルゴ13のような狙撃手に狙われていると思い込むことかある。
実際に監視や尾行されていたのだから、妄想ではないのだが、それが狙撃するためだと思うのは野沢らしい。
「ゴルゴ13が狙ってるからな」
言われた手下は野沢が冗談で言っていると思っているようだが、野沢はかなり本気だ。
何日も眠らなかったり興奮が続いていれば、奇妙な考えにとらわれることがあっても不思議ではない。夢の内容がちぐはぐでも、夢をみている間はおかしいと思わないのと似ている。
「野沢、眠剤飲んで寝たほうがいい」
遠藤がまたか、という顔で言った。
恨んでいる誰かが依頼して狙われていると野沢は思い込むことがある。
シャブを打たれた岡野理恵は全身の肌が汗ばみ、寒気を感じた。
客にメールを入れたりしているうちに、何でこんなことしてるんだろうと気分が滅入ってきて、それから逃れるために合成麻薬を飲んでオナニーして寝たせいで幻覚が見えると理恵は思った。
誰もいないのに人の気配を感じたり、風や道路を走る車の音が人の声に思えたりする。
踏切の音が幻聴で聞こえることもあり、そんな時は、合成麻薬をつまんでしまうことがある。
理恵は踏切の音が嫌いだった。
寒気と火照りが感覚を敏感にしていく。
ドラックの効果で感覚が鋭くなると、温かい食べ物が食べられなくなったりする。舌先まで鋭敏になり猫舌になる。
ドラックに耐性がついてくると鋭敏になった状態に慣れてきて、ドラックの切れ目には自分の感覚がひどく鈍ったように感じて疲れてしまう。
妄想や幻聴、体の感覚の変調に怯えて麻薬ではない他の薬を多量に摂取してしまったりする。
ドラックを体から抜くには大量の水分を摂取して、汗や尿の排泄で抜けきるのを待つか、中和させ体内で分解されるようにブドウ糖などの点滴を投与してもらい安静にするしかない。 
ドラックに溺れるか、使いこなせるかはその使用者の心が試される。
「リエ、これからこいつらがお前を犯す。お前の携帯で、このポンプと姦られてよがってる画像を俺が撮ってやる。それを店の客や店の連中にばらまいたらお前はこの街にいられなくなるのはわかるよな」
遠藤が岡野理恵に淡々とした口調で話しかける。
「店を変えても、客は別の店にも行ってお前を見つける。お前がどこの誰からクスリを買ってるかも、どうでもいい。お前は俺たちが必要な時にクスリを用意して渡せ。俺たちは金は払わない。わかったな?」
理恵の普段は隠されている淫らな牝の欲望が、遠藤の理不尽な要求に「わかったから、お願い……めちゃめちゃにして……いかせて」と理恵に言わせた。

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