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RPG(レイププレイングゲーム)
官能リレー小説 - レイプ

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RPG(レイププレイングゲーム) 27

警察官が礼状を持って被疑者の身柄を確保に向かう時に、逃げられない時間帯や場所を調べたり、現行犯逮捕するために被疑者に気づかれないように行動の調査するのを内偵調査という。
すでに証拠はほぼ揃っていることが多い。
盗聴器を仕掛けるほど念入りに内偵をかけることは、めったにない。
逮捕したい者が寝ていて活動しない時間、たとえば早朝などに警察官が訪問する。
身柄を勾留しておいてガサ入れする場合と、その場でガサ入れしてさらに証拠を押収する場合がある。薬物の場合は自宅から注射器や覚醒剤そのものが見つけられることがある。
会社の駐車場に見慣れない車が停車していたり、誰かに見られている気がしたりすることがあったり、あとから考えてみるとおかしなことだが、気のせいだと、よほど警戒していないと思ってしまう程度の違和感しか被疑者にあたえない。
しかしコンビニで立ち読みしている姿を撮影されていたりするのである。
違法風俗店の摘発の場合は営業中に踏み込まれることや、捜査員が先に客を装い、店内に潜入することもよくある。
長谷川凛は、北河舞がケーキを持って訪問したので驚いた。他の捜査員とはちがい北河舞は協力者や情報提供者にするために公安警察の者であることを明かして近づく。相手が興味を抱くように話をする。
「あなたを捕まえるつもりなら、警察署に任意で連れて行って採尿すればいいけど、私たちの狙いはあなたじゃないわ。今日、野沢と遠藤の部屋に一緒に行った友達でもないわ」
「捕まえに来たんじゃないの?」
「逮捕礼状じゃないわよ、これはケーキ」
卵形の顔に目が細めのいわゆる狐顔のスーツ姿の黒髪の美人は微笑している。
「上がらせてもらっていいかしら。御両親は留守?」
「いつも夜八時ぐらいに親は帰ってきます」
北河舞と言った美人は腕時計を見た。その腕時計はブランドもので凛が思わず目を奪われた。
凛は自分の部屋に北河舞を案内した。
北河舞は女子高生の凛には手が出ない腕時計を外して手渡し、偽物と本物の見分けかたを教えた。
それから北河舞は薬物には詳しいこと、煙草より上質のシャブの方が依存性は低いことを話した。それは、二人でケーキを食べて「甘過ぎない。ここの生クリームがいい感じね」と言うのと同じ口調だった。
昼間の感じまくって気絶しそうなほど何も考えられなくなって、セックスしたことを凛は思い出し、顔がこわばる。
北河舞は、教師のように覚醒剤の話を続けた。
アンフェタミン
(Amphetamine, Alpha-methylphenethylamine)
間接型アドレナリン受容体刺激薬として、メタンフェタミンと同様に、中枢興奮作用を持つ。
同様の作用機序により、中枢興奮作用を持つメチルフェニデートは注意欠如、多動症、ナルコレプシーの治療薬として用いられる。
「適量を的確に処方できれば治療薬として効果は抜群なの。アメリカでは医師が処方しているわ。ナルコレプシーってわかるかしら?」
凛が聞きなれない言葉に首を横に振ると、北河舞がナルコレプシーを説明する。
ナルコレプシー
(narcolepsy)
日中において場所や状況を選ばず起こる強い眠気の発作を主な症状とする脳疾患(睡眠障害)のことである。
「あなた、すごく眠そうね。それに、とても疲れてる感じがするわ」
疲れきってしまうほど感じまくったのを北河舞には見透かされた気がして、凛はとても恥ずかしくなった。
「野沢進一と遠藤謙治は警察がマークしているから、もうあの二人に近づいてはダメよ。あなたのかわいい友達にも言っておいてね」
北河舞はそう言って、凛の頬にすっとふれた。凛はこの人なら人に言えないこともわかってくれる、話せばわかってくれると思い、涙がこぼれてきた。
北河舞が優しく抱きしめてくれた。
凛の机の上にあるデジタル表示の置時計が、夜八時を刻んだ。
「また会いましょうね。凛ちゃん」
北河舞は凛の両親が帰宅する五分前に家を出て行った。
パチンコ店で少し勝ったが、野沢が文句を言いながら換金を済ませた。
同じ駐車場で野沢と遠藤を監視している調査員たちは二人がスクーターでカラオケBOXに向かったのを尾行した。
「バタフライって店があるだろう。そこのキャパ嬢のリエを連れてきたら、これを分けてやるよ」
夜十時半頃、カラオケBOXでは手下の五人がダーツをして酒を飲んでいた。

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