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RPG(レイププレイングゲーム)
官能リレー小説 - レイプ

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RPG(レイププレイングゲーム) 25

ヤクザと親密な関係になり情報提供させたり、囮調査で売人からシャブを買ったりする捜査四課の流儀も禁止された。
ヤクザの経営するソープランドでヤクザから入浴料無料チケットをもらい、風俗嬢にシャブ中の客が来てないか、街の噂を聞かせてくれと情報提供と性的サービスを受けて、チップ代わりにサービス料に上乗せして払う聞き込み捜査も自粛させられた。
ソープランドの総額は入浴料とサービス料を合わせた金額で刑事は格安でソープ通いをして、そこから海外マフィアが経営するバカラ賭博が行われている店を聞き出したという噂がある。探偵やルポライターのネタ探しと同じように警察は聞き込みを行っていた。
街で制服ではない刑事がうろついていれば、女子高生の援助交際の実態やレイプゲームの噂もそれなりに聞き出せていたはずである。
今は職務質問で見つけて路上では人目があり目立つので、パトカーや交番で強引に持ち物検査をする。所持品検査は任意捜査では法的には行えず、裁判所から発行された礼状が必要なのだ。しかし、礼状の発行を職務質問のたびに毎回出してもらうと数がこなせない。だから任意で協力してもらいやすい狭い車内や派出所へ連れていく。「やましいことがなければ協力できるだろう?」嫌がる相手には「公務執行妨害になるがいいか?」とまで言う。
警察署へ任意同行した連中や逮捕した連中から聞き出した情報は貴重で、それらの裏づけのための聞き込みを行う。日本のヤクザが弱体化、経営難の時代になった結果、皮肉なことに警察のフットワークの軽さが失われた。
奈緒と凛は野沢と遠藤の部屋に呼び出された。
「バタフライのリエってキャバ嬢を二人とも知ってるだろう?」
二人は遠藤に言われてうなずいた。
「俺たちもバタフライに行ったことあるから、リエには会ったことがある。なあ、リエも援助交際してるのか?」
「知らない」と凛が言った。
「私たちは、リエさんから客を回してもらってたから」と奈緒が言った。
キャバクラの客に女の子に抜いてもらいたい客がくるとリエが斡旋していたらしい。
「リエはお前たちから金を取るのか?」
野沢が煙草をくわえて質問した。
「ううん、いらないって」
野沢と遠藤は目を合わせた。
キャバクラ嬢リエは俺たち以外にも合成麻薬を売っている。
そのおまけで女子高生を斡旋している。
合成麻薬で感度が上がり敏感になった男たちは、手こきやフェラチオで簡単にいかされる。
男たちはキャバクラバタフライに行って、リエを指名する。それなら路上で援助交際の客を女子高生たちは客引きをしなくてもいい。
「そういうことか」
シャブを使ったキメセクを餌に、野沢と遠藤は二人からキャバクラ嬢の岡野理恵が斡旋していたことを聞き出した。
岡野理恵をはめれば、金井由香とつながるかどうか、少なくても合成麻薬はただで手に入るようになるかもしれない、と野沢と遠藤は考えた。
「リエを呼び出せないか?」
二人は首を横に振った。
「リエさん、返事くれたことないもん」
「街で見かけても無視する約束だから」
リエは援助交際の女子高生たちと友達つきあいはしていない。もし彼女たちが補導されて彼女の名前を言っても、知らないと言い切るだろう。
リエはスマホではなく古いカラケーを使っている。野沢は、それはリエ名義の携帯電話ではない裏で流通している他人名義の携帯電話だと推測した。
ネットで買える他人名義の携帯電話。
その携帯電話を調達したのは、二人にシャブと合成麻薬の餞別を渡した「案内人」だ。キャバクラ嬢と客のやり取り用に、キャバクラ店のオーナーが渡している携帯電話である。
警察の霧谷綾は客の男たち、合成麻薬をリエからバイアグラだと言われて所持していた挙動不審で逃げようとした二人から、リエが援助交際してくれる女を斡旋していることをつかんでいた。
バイアグラなら勃起の持続力を上げるもので、援助交際の相手に男が飲ませる可能性は低くなる。

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