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RPG(レイププレイングゲーム)
官能リレー小説 - レイプ

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RPG(レイププレイングゲーム) 17

「村木さん、なんかおもしろいこと考えてるんでしょう?」
流生が村木の目を見ながら言った。
「ヤクザの山口茂をはめるなら、手伝いしてあげるよ」
「流生はこの先生が余計なことをしないようにしてくれるだけでいい。由香には手伝ってほしいことがあるけどな」
「それが援助交際してる女の子を見逃してくれる交換条件なの?」
由香に「度胸あるだけじゃなく、利口だな、由香」と村木が笑う。
ヤクザの山口茂が組に上納するはずの金やシャブをちょろまかして、それを元手にレイプゲームを使って何かをしようとしている。
山口茂より格上のヤクザがどこまで気づいているか村木は知りたい。
「あなた、金井さんに何をさせる気なの?」
口調は静かだが、名取翔子の声に緊張が含まれているのを村木は聞き逃さない。
「先生、村木さんはヤクザなんだ。でも、ちゃんと勝つように考えてるから大丈夫」
流生は翔子にそう言ってから「由香、選びなよ。村木さんの手伝いをするか、それとも断って女の子たちをヤクザに引き渡すか」と由香に話かける。
「いいよ、私、村木さんの手伝いする」
村木の中で思い出が胸の中の隙間を通り抜けていく。由香は最悪の場合、山口茂の兄貴分のヤクザに好き放題やられてシャブ漬けにされる。
(ヤクザの手伝いなんて!)
名取翔子の唇が震えていた。
「村木さん、先生はヤクザの村木さんの言うことはきかないけど、由香のお願いなら何でも聞いてくれるはずだから、俺は何もすることないよ」
「そうか」
村木は名取翔子の肩にポンと手を置くと「しばらく部屋を使わせてもらう。三日間だけだ。バカなガキどもは俺や由香を血眼で探してるはずだからな」と言ってから流生を見た。
三日間で村木は由香につるんでいる仲間に連絡させることにした。援助交際がヤクザにばれたから、しばらく自粛すること。あと、ガキのリーダーの二人に、金井由香が何処にいるか聞かれたら、流生と一緒にいると言えと教えておくようにしろと言った。
「先生は由香を三日間だけ、この部屋にかくまってやってくれないか。それだけでいい」
「学校の寮なら安全じゃないかしら?」
「甘いな。全校生徒が何を考えてるかわからないだろう、それに他の教師だってガキとつるんでたら由香がだまされて、ガキに八つ当たりされる」
「わかったわ。あなたはどうするの?」
「三日後、また来る」
村木は名取翔子にだけ聞こえるように囁く。
「由香と二人で楽しい時間を満喫するんだな」
村木大介は名取翔子の賃貸マンションから出ると、ガキどもに合成麻薬を売った売人に会わせてくれと流生に言った。
「嫌がらせする気なんだね」
「そうだ」
ガキどもはジャンキーだ。売人が警戒して姿を消せばドラッグは手に入らない。依存しきっているなら、かなりこたえるお仕置きになる。
「売人がどこの組の奴かとか知らなくていい?」
「ああ、関係ねぇよ」
流生が「やっぱり村木さんはちがうね」と感心したように言う。
殴って「警察だ。見逃してやるからうろつくな」とカツアゲすればいい。
マトリがうろついていると、宵待市の売人に噂が流れると、そいつ以外の売人も警戒して姿をくらます。
警察とヤクザが癒着していたのは昔話で弱体化したヤクザを警察は見捨てた。
村木がどこの組のヤクザかなんて、腕の狼のタトゥを見られない限りバレないだろう。
「流生がヤクザに知り合いがいてチクらない限りはな」
村木はあらかじめ釘を刺しておくことを忘れなかった。
「言っても村木さんのいる組のほうがでかいじゃない。意味ないよ」
山口茂に村木が宵待市に来ていることを知られたくない。山口茂は他の組どころか自分の組でも孤立している。噂を聞き付けるか微妙だが、用心しておいて損はない。

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