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奴隷市場
官能リレー小説 - レイプ

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奴隷市場 8

「へ〜、カルアさんは、元気が出たら何をするんですか?」

私は少しイジワルそうに尋ねた。陳腐かもしれないけど、「元気が出たなら私を使ってください」とか言おうと思って、わざと回りくどい言い方をしてみたの。昨晩は、なんだかんだで私の身体で感じてくれたことが嬉しかった。

「何するって、昨日言っただろ。出かけるんだよ。アシュメのサイズに合った服がないから、買いに行くんだ。」

え?私の着る服?

「あ、あの、カルアさんのお気持ちは嬉しいのですが、私はこうして何か適当に被ってれば良いんです。だから服は…」

ちゃんとした服なんてずっと着ていなかったし、奴隷生活(今も奴隷だけど)で、服を着るという行為に少し抵抗があった。奴隷市場で私を買ったとき、ご主人様は金貨を50枚出している。金銭の感覚はわからないが、とんでもない出費だったと思う。

「良いから出かけるぞ。アシュメみたいな年頃の女は、そんな服装してないからな。」


申し訳ない思いばかりが募る。
食べ物はなければ飢えてしまうけれど、服はなくても生きられる。奴隷の私に服なんて必要ないのに…
ご主人様はどうして私を救ってくれただけでなく、奴隷ではない、普通の女の子らしい生活までさせてくれようとしているのか。というか、私はご主人様に出会ってから、分からないことばかりになっている気がした。そうして、ご主人様には何か得することがあるのかな。
結局、食事を済ませると私は、ご主人様と一緒に服を買いに行くことになってしまった。

「アシュメ。」

お屋敷を出て数刻ほど経ったのち、ご主人様から声をかけられた。

「なんですか?カルアさん。」

ひょっとして、ここから四つん這いで歩けとか命令されるのかな?想像したら胸がドキドキしてきた。
辱められることになるかもしれないと思っても、その相手がご主人様ならと思えば恐さなんて感じなかった。私って、ご主人様の前だとすごくエッチになってるのかもしれない。
そういえば今朝見た夢も、思えばすごい内容だった。自らレイプされることで悦びに喘ぎ、「もっと犯してください」と泣いて追いかけるのだ。
一昨日までは、奴隷として男に媚びなければ明日のご飯どころか、命すらも危うい状況にさらされていたというのに、私の心はご主人様に惹かれていた。

「お前の実家って、どこなんだ?」

「え。私の実家ですか?…レストリアの地方にある、小さな田舎のとこにあります。」

私の実家、か。パパとママが私の目の前で殺された場所だ。

「ここからなら、そうだな。馬車で十日ぐらいか。少し遠いな。」

「あの…カルアさん、私の両親は…もう」
そこで言葉を切った。先を言えば、嗚咽を漏らしてしまうかも知れなかったから。

「そうか。言われなくても、なんとなく分かるよ。俺も親を亡くしてるんだ。」

ご主人様も?感染病かなにかだろうか。

「殺されたんだ。戦争に巻き込まれてな。」

そうだったんだ。ご主人様も…

「その後は、どうやって生きてこられたんですか?」

聞いてしまってから、ハッとなった。奴隷がなにずけずけとご主人様の過去を知ろうとしているのかと。
でも、ご主人様は怒ったりしなかった。私の目を見るなり、話を続ける。

「…その後は、まあアシュメとだいたい同じだ。奴隷として強制労働に駆り出されて、それこそ毎日、いつ死んでもおかしくないぐらいの日々を送ってたさ。」

「えと…本当に…じゃ、じゃあ。ど、どうやって奴隷から抜け出したんですか?」

にわかには、全く信じられない話だった。このご主人様が、奴隷だった?

「まあ、その話は帰ってからな。ほら、着いたぞ。」

ご主人様がそのまま店に入る。

「わぁ……」

私も追いかけるように店の中に入ると、綺麗な洋服が沢山並んであった。

「いらっしゃいませ。」

店員さんがご主人様に声をかける。

「この子に合うサイズの服と下着を探してるんだ。よろしく頼む。」

店員さんが一瞬、私を見てギョッとした表情をしたが、

「かしこまりました」
と言って私は店の奥のほうに連れてかれた。
そっか、確かに普通の人から見たら今の私の格好ってだいぶ変かも。裸に男性用のローブを被ってるだけだし。
パンツもブラもしてないから、店員さんから変に誤解されても仕方ないかな。

「お客様には、このようなお召し物などは如何でしょう?」

渡されたのは、ドロワーズとブラ、白のワンピース、フリルやリボンのついたチュニックの四つ。
でも、渡されたのは良いものの、長い間裸同然の姿でいることが当たり前の生活を強いられてきたので、当然どのように着たら良いかが分からずに「着方が分からないから」と、店員さんに教えて貰うことにした。

「わ!」
店に備えてあった鏡で今の自分の姿を見ると、思わず驚いてしまった。私でもこんな格好、できるんだ。顔は酷く痩せこけてるけど、今の私はとっても可愛くなれてる気がした。

「着替え、終わったか?…おお!似合ってるじゃないかアシュメ。…おい、このまま着て帰るから、会計頼む。」

ご主人様は試着室で着替え終わった私を見てそう言うなり、店員さんにお金を渡していた。

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