奴隷市場 5
「ご主人さ……カルアさん、私をレイプしてください。」
今の私が感謝の気持ちを示せるのは、アルヘドのところで学んだ知識だけだったから。ご主人さまにはこの気持ちを受けとって欲しかった。
「残念だが、自分の名前が分からないような奴を犯したくはない。」
「……私、愚図だから、パパとママから貰った名前、思いだせないんです。だから、ごしゅ…カルアさんが、私に名前を付けてください。」
ご主人さまは私の目を見て話をしてくれる。パパとママがいなくなってから、私の暮らしはおかしくなった。
アルヘドに番号で呼ばれるようになってから、自分の本当の名前すら忘れてしまって。
今の私には、ご主人さましかいない。
私のことをちゃんと見てくれて、失敗しても殴らないでくれていて、何より、私をこんなに暖かい気持ちにさせてくれて。
だから、私はご主人さまの奴隷になって、ご主人さまが喜んでくれるような、奉仕がしたかった。
「アシュメ。」
ご主人さまが口を開いた。
「これからは、お前が自分の名前を思い出せるまで、お前の名前はアシュメだ。分かったな。」
「あっ…ありがとう、ございます…」
びっくりした。奴隷のままだけど、番号で呼ばれないことがこんなに嬉しいことだなんて。
嬉しいのに、目から涙が止まらなかった。
「ありがとうございます。カルアさん。好きなだけ、私を、アシュメを、レイプして楽しんでください。」
私は満面の笑みで、股を開いてレイプされるのを待った。
「バカかお前。」
すっごい罵倒された。
「なんで名前つけただけでそうなるんだよ。癪にさわるから服着てさっさと寝ろ。…おら、いつまでそのカッコしてるんだ?」
ご主人さまから冷たい視線を浴びた。
でも、こんなに良くして貰ってるのに、市場で買って貰ったお礼、まだ何もしてなかった。
「カルアさん、お願い、します。私に、ご奉仕をさせてください。お願いします!」
ご主人さまに申し訳なかったから。裸のまま土下座をして、必死に頼みこんだ。
「はあ…なあ、お前は奴隷でいたいのか?」
「私、嬉しいんです。お恵みを与えてくださって。カルアさんの意向に背くかもしれないけど、カルアさんに私の身体、使って欲しくて。…やっぱり、ダメですか?」
こんなにお願いしても駄目ということは、やっぱり私って、とても汚れてるんだ。市場と同じで、誰からも汚いと思われる存在として、生きていくのかな。わたし。
「ああもう分かった分かった。そこまで言うなら、アシュメ、俺は本当にお前を犯すぞ。」
嬉しくなった。
「!…は、はい。ど、どうぞ。痛くして良いから、私で気持ち良くなってください!」
私は、姿勢を低くしたままご主人さまの服をずり下げると、大きく反り返ったチンポが私の目の前に出てきた。
「いただきます。はむっ」
ご主人さまのを口の中に含むと、すかさず先端に舌を這わせ、そのままなめ回しつつ顔を前後に動かす。下手くそかもしれないけど、ご主人さまには、どうしても私で気持ち良くなって貰いたかった。
「むぐっ!んぐ!んぅ!」
喉の奥へと、ご主人さまのを迎え入れる。苦しかったけど、ご主人さまが気持ち良くなってくれるならと思うと、不思議と我慢できた。