繰り返した、人恋 18
山瀬「な…アイツ、権力を利用して…最低な野郎だな」
ちなみに今の理事長は若い女の人。
北島は『仲良し』なんていうけれど絶対違う。
脅すか犯すかして服従させているんだろう。
しかし、どうすべきか。
そのとき、隣の家の2階のベランダに見知った顔が見えた。
クラスメート、そして幼馴染である赤羽根沙希の母親・赤羽根聡美さんだった。
しかし、北島は玄関に置いてある俺の靴を見て、俺が家にいることに気づいたのか、母さんから離れたみたいだった。
北島「俺には逆らわないことだな。そして、俺は絶対クビにはならない。」
北島はそのまま帰っていった。
…しかし、北島が家を出ようとしたとき
北島「な、なんだお前らは!」
山瀬「(ん?)」
警察官「北島和夫さんですね?お話を聞きたいんで署までご同行お願いします」
北島「警察が何の用だ!俺は…」
警察官「詳しい話は署のほうで」
北島「貴様こそ俺の話を聞いているのか!!」
誰が通報したのかわからないけど、北島はそのままパトカーで連行されていった。
優梨子「隆史が通報してくれたの?」
山瀬「さあ?俺じゃないけど。」
山瀬(誰かは知らないけど、これで邪魔者はいなくなったな。)
その後何もなかったように夕食と風呂を済ませた。
山瀬「さて…」
俺はパソコンの前に座り、例のデータを見ている。
山瀬「誰からやろうかな…」
『河瀬さくら』『山瀬優梨子』『斉藤望』『白川綾香』『杉原かおり』
うちの高校の先生の名前だ。
担任のさくら先生や、母さんを含め、美人の先生はほとんど名前がある。
(載ってないのはエリカ先生くらいか)