繰り返した、人恋 11
それから、しばらくして、
山瀬「あいつ裏でこんなことしてんのか?」
その内容は痴漢行為を始め、とても人には言えないようなことばかりだった。
山瀬(結構、時間がかかっちゃったけど、これで北島をクビにできるな。)
最後に、メモリにあったデータをコピーして保存する。
これで個人利用できる。
元のメモリは明日、学校に提出するのだ。
山瀬「さて」
俺は最後にもう一度データを確認する。
山瀬「そういえばこの動画、見てなかったな」
動画ファイルには例のごとく名前が書いてある。
『佐野智子』『大蔵愛子』『辺見里奈』『水上芹菜』『藤林梨乃』
山瀬「知らない人たちだな」
他校の女子生徒たちの名前だろうか。山瀬は「佐野智子」のファイルを開いてみた。
山瀬「なんかエロい。やっぱり、となり町の女子生徒みたいだ。」
北島はいろいろな女に手を出しているみたいだった。
山瀬「あいつ。他校の生徒にまで手を出しているのか。」
北島は女子バレーボール部の顧問でもある。
彼女たちの名前を調べると、他校の女子バレー部の選手だった。
山瀬「アイツ…そんなことを」
…そういえば、ヒカリってバレー部だったよな?
動画ファイルの一覧を一番下までスクロールする。
『上川響子』
山瀬「あれ…この人って…」
上川はヒカリの友達だった。
山瀬「へー。こうしてみると、あいつもそこそこ美人なんだな。」
スリーサイズやその他の情報を調べ上げる。
山瀬「これで終わりか?」
その翌日、北島をクビにするため山瀬は学校に行った。