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寄生虫〜女子高生強姦寄生〜
官能リレー小説 - レイプ

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寄生虫〜女子高生強姦寄生〜 47


突然、胸から血を吹き出した。

「……何だ……これ?」

胸から流れ出す血を眺めながら、青年は突然の事に唖然とする。

「あなたは勝手に動き過ぎた」
「お、お前……は……」

物陰から現れた人物は、青年に拳銃を向けながら近づいて行く。

「あなたの頭脳は優秀でした、組織の利益に成るなら多少好き勝手も、黙認していましたが、今回の件はそやり過ぎでしたね。
それにこの施設の無断投資、見過ごせる範囲を超えてしまいました」
「たかが…それだけで、僕を撃ったのか! 無駄な資金を、有効的に使ってやったと言うのに!」

青年は自分を撃った人物に向け、咆えながら倒れる。
だが、その人物は表情一つ変えず、トドメを刺すべく青年に拳銃を向ける。

「さよならです」
「キサマーー!!」

発砲音の直後、青年の頭に風穴が開いた。
一人の狂った学者が死んだ瞬間だった。

「任務完了、……施設の処理は後の物に任せればいいわね」

青年を殺した人物は、水槽で喘ぐ女たちを一瞥すると、拳銃をしまい施設を後にした。


 ※ ※ ※ ※ ※



CASE8 佐原 夢月、佐原 陽介 パンデミック後の街で……

人々が暴徒と化してから一週間、奇跡的に今まで逃げ延びていた、佐原姉弟は知らない他人の家の中で、隠れて暮していた。
全国各地で一斉に暴徒が暴れ出したあの日、佐原姉弟は珍しく姉弟で買い物に出ていた。
2人共高校生にもなると、姉弟での買い物は気恥ずかしもので、実に久しぶりの買い物だった。
駅前まで出掛けた2人は買い物の最中、突如として響く叫び声に振り向くと、そこでは普通の人々が異性を性的に襲っていたのだった。
見るからに普通のOLが、中年サラリーマンにディープキスをし、チラシ配りのバイトが女子校生を後ろから犯し、妊婦が中学生のチンコを無理やりしゃぶる異様な光景だった。
そして、同じような事が次々と周囲で起き出した。
2人はその場を無我夢中で逃げ出し、気付けば戸を開けたままにされていた、無人の民家に逃げ込んでいた。
あの日騒ぎの後、誰も帰って来ない所を見ると、この家の持ち主は、既に暴徒にやられたか、急いで逃げ出した後だったのだろう。
「そろそろ食料も尽きてきたな……」

「もうこれ以上は限界かな……」

これまで家の中に残されていた食料で食い繋いでいたが、この家の主は買い溜めをしない主義だったのか、すぐに底を尽いてしまった。

「俺、外で食料を探してくるよ。」

「ええっ!?駄目だよ、陽くん!!!今、外に出たら危ないんだよ!?」

「大丈夫だよ。俺、陸上部だし、逃げ足には自信があるぜ?」

陽介はそう言って微笑んで見せるが、夢月は心配そうに陽介の手を掴む。

「絶対ダメ!!!陽くんは、ここで私と一緒にいるの!!!」

夢月は頬を膨らませて陽介を睨むように上目遣いで見つめる

しかし現実問題として食料がなければ二人とも餓死を待つのみとなってしまう。
陽介は優しく夢月の腕を振りほどくと玄関へと駆け出した。

「陽くん!!!」

「姉ちゃんは待ってろ。鍵はしっかりしめろよ。」

そう言い残すと陽介は夢月を残して食料調達へと出ていった。
一人残された夢月は鍵をかけるとリビングへと顔をうずめるように座る。
一人でいるという事実がとにかく不安だった。
そういったことの経験が一切なく、オ○ナーも数えられるほどしかしたことのない夢月にとっては、今の世界はまさしく地獄だった。
男は牡に、女は牝に戻った社会に秩序などなく、牝は牡に組み敷かれて蹂躙される世界。
ふらりと出歩けば、一瞬で牡たちに群がられ、犯されるであろう世界で夢月が正気を保っていられたのは他でもない陽介の存在のおかげであった。
陽介がいるから安心できる。陽介がいるから夢月は姉でいられる。
そんな存在が一時的とはいえいなくなってしまえば、もはや体の震えを抑えることすら出来なかった。

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