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レースクイーンの悲劇
官能リレー小説 - レイプ

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レースクイーンの悲劇 3

SUPER GT
国内4輪レースでは最も人気の高いカテゴリである。
栞と紫苑がレースクイーンとして所属するこのチームも、この選手権に参戦している。

祐樹の言う『本気度』は、今年のドライバーラインナップを見ても一目瞭然かもしれなかった。

一人は20歳の日本人ドライバー。
昨シーズンの全日本F3王者で、『F1ドライバー登竜門』とも言われるマカオF3にも参戦した、将来有望な若手。
もう一人は31歳のフランス人ドライバー。
耐久レース最高峰のル・マン24時間レースでの優勝経験もある実力派。

「(この二人が、私達のチームの…!?)」
モータースポーツが大好きで、この世界に飛び込んだ栞は、もちろんこの二人の名前を知っている。
彼女の胸は期待と緊張でさらに高鳴る。

新車とドライバーの発表と撮影が始まる。
チーム監督(かつて伝説の存在だった元ドライバー)が、鼻息荒く
「今年は頂点を目指す」
と意気込む。

「(…すごいなぁ)」
舞台端で栞はそれを聞く。

「…なんか、すごい年に当たっちゃったね」
紫苑も緊張しているようだ。
「そうですね…」

「続いて、今年のチームを華やかに彩るレースクイーンを紹介します」
いよいよ、出番がやってくる。

「(来たわね)」
「(うぅ…ドキドキする)」

「今年のレースクイーン、秋月栞さんと牧瀬紫苑さんです!」

緊張の面持ちで登場する二人。
マシンの前に立ち、ポーズをとると、一斉にカメラのフラッシュが二人に注がれる。

「牧瀬さんは19歳、現役の女子大生。そして秋月さんは17歳で現役の女子高生です」
そう紹介されると、会場の関係者達がどよめく。

「今年のチームは、優勝を狙えるところにいるようで、私達も本当に楽しみです」
「私達も頑張って盛り上げようと思いますので、ぜひサーキットに来てください!」
緊張はしながらも、PRのメッセージを言う二人。

発表会は終了した。
「…すごく緊張した〜」
「出番少しだけだったけど、かなり疲れたね…」
溜息をつく二人。

そこに
「二人ともよく頑張ったね。お疲れ様」
祐樹がやってきた。

「祐樹さん…」
「栞ちゃん、堂々としてたよ」
「緊張してて、何を言ったかもわからなかったです…」
「そんなことないよ」

「紫苑ちゃんもお疲れ様」
「あんなにたくさんのカメラ、初めてでした」
「今年は気合入ってるからね」
「今から、開幕が楽しみになりました」
「二人とも、今年は頑張ってもらうよ」
「「はい!!」」

栞と紫苑は、祐樹の車に乗って、会場を後にした。

発表会の数日後、栞と紫苑は祐樹に呼ばれ、彼のオフィスにやって来た。

「話って、何でしょうか…」
紫苑が尋ねる。
「うん、2人に興味を持っている芸能事務所があるんだ」

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